同棲の初期費用は平均いくら?内訳と50万円以上抑える方法

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同棲を始めたいけど「初期費用ってどのくらいかかるんだろう?」と不安に思っていませんか。

結論から言うと、同棲の初期費用は約50万〜100万円が目安です。内訳は「賃貸契約の費用」「引越し代」「家具家電の購入費」の3つに分かれます。金額に幅があるのは、物件の条件や持ち込める家具家電の量、引越しの時期によって大きく変わるためです。

この記事では、初期費用の内訳を項目ごとに整理し、50万円以上抑える具体的な方法も紹介します。

同棲の初期費用の全体像:3つの内訳で把握する

まずは全体感をつかみましょう。同棲の初期費用は大きく3カテゴリに分かれます。

同棲の初期費用の内訳 賃貸契約・引越し代・家具家電の3カテゴリ

カテゴリ 費用の目安 家賃10万円の場合
賃貸契約の初期費用 家賃の4.5〜5ヶ月分 約45〜50万円
引越し費用(二人分) 6〜16万円 6〜16万円
家具・家電の購入費 20〜55万円 20〜55万円
生活用品(日用品) 1〜2万円 1〜2万円
合計 約50〜100万円 約72〜123万円

※ 「費用の目安」列は家賃7〜8万円を想定した一般的なレンジです。家賃10万円の場合は右列の金額が目安になります。

「100万円も!?」と驚くかもしれませんが、後述する節約方法を組み合わせれば50万円台に抑えることも十分可能です。それぞれの内訳を詳しく見ていきましょう。

賃貸契約の初期費用:家賃の約5ヶ月分が目安

初期費用のうち最も大きな割合を占めるのが、賃貸契約にかかる費用です。家賃10万円の物件を例に、全項目の内訳を一覧にしました。

項目 相場 家賃10万円の場合
敷金 家賃1ヶ月分 10万円
礼金 家賃1ヶ月分 10万円
前家賃 家賃1ヶ月分 10万円
仲介手数料 家賃0.5〜1ヶ月分+税 5.5〜11万円
火災保険料 2年で1.5〜2万円 約1.5万円
保証会社利用料 家賃の30〜100% 5〜10万円
鍵交換費用 1.5〜3万円 約1.5万円
合計 家賃の約4.5〜5ヶ月分 約44〜54万円

(出典:SUUMO「賃貸契約の初期費用」)

仲介手数料は法律上、借主の負担は原則「家賃の0.5ヶ月分+税」です。1ヶ月分を請求されるケースが多いですが、交渉の余地がある項目でもあります。

みくの体験|家賃15万円の1LDKで、請求書は75万円でした
私が夫と同棲を始めたのは2022年9月、港区の1LDK(家賃15万円)です。上の表は家賃10万円の例ですが、私の場合の実額を書いておきます。敷金1ヶ月・礼金1ヶ月・仲介手数料1ヶ月・保証会社利用料は家賃の60%という条件で、契約時に受け取った請求書は約75万円でした。
金額そのものより、私がひるんだのは「1枚の請求書で、期日までに全額」という形式のほうです。家賃1ヶ月分ずつ並んでいる項目を眺めているぶんには実感がなかったのに、合計欄を見た瞬間に手が止まりました。
ここで覚えておいてほしいのは、初期費用は家賃に比例して増えるということです。家賃を1万円上げる判断は、毎月1万円の話ではなく、契約時点で約5万円を追加で払う判断でもあります。二人で予算を話すときは、月の家賃ではなく「家賃×5ヶ月分」を先に口に出してください。

一人暮らしの初期費用と比較したい方は、こちらもあわせてどうぞ。

一人暮らしの初期費用まるわかり|50万円の内訳と抑えるコツ

引越し費用:二人分の運び方で数万円変わる

同棲の引越しでは、「二人が別々に引越す」か「まとめて運ぶ」かでコストが変わります。

方法 通常期の目安 繁忙期の目安 特徴
二人まとめて引越し 約6万円〜 約8万円〜 同市内の場合。荷物量が多ければ高くなる
単身引越し×2回 約6万円(各3万円×2) 約9万円(各4.5万円×2) 日程を分けられるが総額は高くなりやすい
立ち寄りプラン 約4.5万円 約7万円 1台のトラックで2か所回る。最も安い

(出典:引越し侍「二人暮らしの引越し費用相場」)

最も安いのは立ち寄りプランです。2人が同じエリアに住んでいる場合、1台のトラックで片方の荷物を積み、もう片方の家にも立ち寄ってから新居に向かう方法です。単身引越し×2回と比べて約1.5万円安くなります。

ただし繁忙期(3〜4月)は通常期の1.3〜1.5倍に跳ね上がります。時期をずらせるなら、6月・11月・1月が特に安い時期です。

複数業者の見積もりを比較するだけで数万円下がることも珍しくありません。1社だけで決めずに、見積もりは最低3社以上から取るのがおすすめです。

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家具・家電の購入費:持ち寄れるかどうかで20万円以上変わる

全てを新品で揃えると約55万円かかりますが、一人暮らしで使っていたものを持ち寄ればかなり抑えられます。

品目 費用目安 持ち寄りのコツ
冷蔵庫(300L以上) 約7万円 一人暮らし用は小さすぎるため買い替え対象
洗濯機(7kg以上) 約6万円 5kgは二人分には不足。容量確認を
ベッド・寝具 約5〜9万円 ダブル or シングル×2。好みが分かれる
テレビ(40型) 約6万円 どちらかが持っていれば不要
ソファ(2人掛け) 約4万円 なくても生活できる。後から買ってもOK
ダイニングテーブル 約2.5万円 折りたたみ式なら安い
電子レンジ・炊飯器 約3.5万円 一人暮らし用をそのまま使える
掃除機 約2万円 どちらかのを持ち寄り

「まず最低限で始めて、必要なものは後から買い足す」のが費用を抑えるコツです。ソファやダイニングテーブルは生活してみてから「やっぱり必要」と感じたときに買えば、無駄な出費を避けられます。

家具家電を新調するなら、引越しの落ち着いた後に家電量販店の「新生活セット」を狙うのも手です。冷蔵庫+洗濯機+電子レンジのセットで10〜15万円程度のものが2〜4月に多く出回ります。

初期費用を50万円以上抑える7つの方法

ここまで見てきた各項目のうち、削れるポイントをまとめました。全て実行すれば50万円以上の削減も可能です。

# 方法 節約額 実行難易度
1 敷金・礼金ゼロ物件を選ぶ 家賃2ヶ月分(約20万円) 物件を探すだけ
2 フリーレント物件を探す 家賃1〜2ヶ月分(10〜20万円) 交渉次第
3 仲介手数料を交渉する 家賃0.5ヶ月分(約5万円) 一言伝えるだけ
4 引越し時期を繁忙期から外す 3〜5万円 日程の調整が必要
5 引越し見積もりを複数比較 2〜5万円 一括見積もりサービスを使えば簡単
6 家具家電を持ち寄る 10〜30万円 サイズが合うか確認が必要
7 すぐ必要でないものは後から買う 5〜10万円 我慢するだけ

特にインパクトが大きいのは「敷金・礼金ゼロ物件」と「家具家電の持ち寄り」です。この2つだけで30〜50万円の節約になります。ただしゼロゼロ物件は退去時のクリーニング代が高めに設定されていたり、家賃自体が相場より高いケースもあるため、総合的にコストを比較しましょう。

みくの体験|値切るより「探し方」を変えたほうが早かった
表の3番「仲介手数料を交渉する」について、私は2回の引越しで別のやり方を試しています。
2022年の同棲時にやったのは支払いタイミングの交渉でした。「仲介手数料と鍵交換費だけ翌月払いに分けてほしい」と伝えたところ、7万円分を翌月末払いに分割してもらえています。総額は変わりませんが、契約月に用意する現金は7万円減りました。金額の交渉が苦手な人でも、支払い時期の相談なら言い出しやすいはずです。
2024年11月の引越しでは、やり方を変えました。交渉ではなく、SUUMOで「仲介手数料半額」と表示された物件だけに絞って内見したのです。結果的にこちらのほうがはるかに楽でした。値引きを頼むと、断られたときに気まずさが残りますが、最初から条件で絞れば交渉自体が発生しません。
ゼロゼロ物件についても一言だけ。2020年に初めて一人暮らしをするとき、敷礼ゼロ物件に憧れて内見したのですが、契約直前に営業担当から「2年以内に退去したら家賃2ヶ月分の違約金がかかります」と告げられて我に返りました。ゼロになった分は、どこかで必ず回収されます。同棲は続くかどうかが読みにくいぶん、短期解約の条件だけは契約前に必ず確認してください。

引越しに使える補助金・支援制度もあります。特に結婚を機に同棲を始める場合は「結婚新生活支援事業」で最大60万円の補助が出る自治体も。詳しくは一人暮らしの引っ越し補助金まとめ|知らないと損する支援制度をご覧ください。

二人でどう分ける?費用分担のパターン

初期費用の金額が分かったら、次に考えるのが「二人でどう分けるか」です。主な分担方法は3つあります。

分担方法 メリット デメリット こんな二人におすすめ
完全折半 公平感がある。計算がシンプル 収入差が大きいと一方の負担感が重い 収入がほぼ同じカップル
収入比で分担 負担感のバランスが取れて長続きしやすい 収入の開示が必要。昇給のたびに調整が要る 収入差がある場合
項目別分担 収入を開示しなくてよい。支払いがシンプル 項目間の総額に差が出やすい 金額の話がしにくい場合

分担方法に正解はありませんが、同棲を始める前に決めておくことが最も重要です。住み始めてから「言い出しにくい」と不満が溜まるケースが多いため、物件探しの段階でお互いの予算と分担ルールを話し合っておきましょう。

みくの体験|「決めなかったこと」だけが揉めました
わが家がお金でぶつからなかったのは、たまたま相性が良かったからではありません。初期費用の分担は、物件を決める前に項目別で先に決めていたからです。
その証拠に、同じ2022年、決めずに始めた家事のほうは最初の3ヶ月しっかり揉めました。「気づいた方が回す」という、一見おだやかなルールで走り出した結果です。気づく回数には差が出るので、これは実質「気づくほうが全部やる」と同じでした。
お金と家事で明暗が分かれたのは、能力や性格ではなくルールを先に言葉にしたかどうかだけです。だから「話し合っておきましょう」は建前ではなく、実務です。
ちなみに私は、家計簿アプリは夫と共有していません。二人の共通支出のルールさえ決まっていれば、個人の管理まで一本化する必要はない、というのがわが家の結論です。分担のかたちは、続けられるものを選んでください。

最近は共有口座やキャッシュレスアプリ(B/43やKyashなど)を使って、生活費用の口座を1つにまとめるカップルも増えています。毎月決まった額をお互いが共有口座に入れ、そこから家賃・光熱費・食費を引き落とす仕組みにすると、精算の手間がなくなり「どっちが多く払ったか問題」も発生しません。

毎月の生活費の分担についてもルールを決めておくと安心です。生活費の平均額は一人暮らしの生活費を洗い出してわかった|平均額と節約の急所が参考になります。

同棲後の固定費も一緒に見直すと効果大

初期費用を抑えることも大切ですが、同棲後の毎月の固定費を見直すことで長期的にはもっと大きな節約になります。二人暮らしになると、一人暮らしの時より電気代・ガス代・通信費が増えるため、このタイミングで見直すのがベストです。

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引越しのタイミングは「今まで面倒で見直していなかった固定費を一括リセットできるチャンス」です。電力会社・ガス会社・ネット回線をまとめて切り替えると、年間で3〜5万円の削減になるケースもあります。

まとめ

同棲の初期費用について、要点を振り返ります。

項目 ポイント
総額の目安 約50万〜100万円(家賃10万円の場合、約72〜123万円)
最大の出費 賃貸契約の初期費用(家賃の約5ヶ月分)
引越し代を安くする 立ち寄りプラン+複数見積もり比較+繁忙期を避ける
家具家電は持ち寄り 全新品で55万円 → 持ち寄りで20万円以下も可能
費用分担 同棲前に決めるのが最重要。折半 or 収入比が主流

初期費用は工夫次第で大きく変わります。「敷金礼金ゼロ物件を選ぶ」「家具家電を持ち寄る」「引越し見積もりを比較する」の3つだけでも、合計で30〜50万円の節約が見込めます。

次のアクションとして、まずは二人の予算上限を話し合い、そこから逆算して物件の家賃レンジを決めてみてください。家賃が決まれば、この記事の表で初期費用の総額がすぐ計算できます。

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出典

  • SUUMO「二人暮らしの費用」「賃貸契約の初期費用」
  • アットホーム「同棲の初期費用」
  • 引越し侍「二人暮らしの引越し費用相場」
  • ieagent「同棲におすすめの家具・家電まとめ」

みく

この記事を書いた人

みく フリーランスWebライター

夫と二人暮らしのフリーランスWebライター(活動歴5年)。「電気代って高くない?」がきっかけで暮らしの固定費を調べるように。公式データと自分の家計でひとつずつ確認した結果だけを、忙しい人が最短で判断できるようまとめています。

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よくある質問

Q.同棲の初期費用の平均はいくら?

A.総額50〜70万円が目安です。賃貸契約25〜35万円、引越し代5〜10万円、家具家電20〜30万円の構成が一般的です。

Q.同棲の初期費用を抑える方法は?

A.①敷金礼金ゼロ物件、②引越し相見積もり、③家具家電は片方のものを持ち寄り、④家電セット販売、⑤フリマアプリ活用、の5点で20〜30万円削減できます。

Q.同棲の初期費用の負担割合は?

A.①完全折半、②収入比按分、③家賃契約者が多めに負担、④家具家電を分けて購入、の4パターンが一般的です。揉めないためには事前に書面で決めるのが鉄則です。

Q.同棲で揃えるべき家具家電は?

A.①ベッド、②冷蔵庫(300L以上)、③洗濯機(7kg以上)、④電子レンジ、⑤テレビ、⑥ダイニングテーブル、⑦ソファ、の7点が基本です。

この記事を書いた人

みく フリーランスWebライター

Webライター歴5年 / 夫と二人暮らし。暮らしの固定費と時短をテーマに、公式データを調べてわかりやすくまとめています。電気代・ガス代・食費・引越しなど、忙しい人が最短で判断できる記事を目指しています。

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