同棲の食費は月平均7.7万円|自炊派と外食派で広がる5万円差

同棲の食費は月平均7.7万円|自炊派と外食派で広がる5万円差

同棲を始めると、食費がいくらかかるのかは誰もが気になるところ。二人暮らしの食費は月平均約7.7万円というのが最新の統計データですが、自炊が多いか外食が多いかで金額は大きく変わります。

この記事では、総務省の家計調査をもとに同棲カップルの食費平均と内訳を整理し、自炊派・中食派・外食派ごとの支出差を比較しました。食費を無理なく抑えるコツと、二人で揉めないための分担ルールもあわせて紹介していますので、参考にしてみてください。

同棲の食費は月平均いくら?最新データで確認

総務省「家計調査(家計収支編)」2025年の結果によると、二人暮らし世帯の食費は月平均76,880円。ここでいう食費には、食材費だけでなく外食や調理食品(お弁当・お惣菜)も含まれています。

世帯人数 食費(月平均) 食費の割合(消費支出比)
1人暮らし 約43,000円 約25%
2人暮らし 約76,880円 約27%
3人世帯 約88,000円 約26%
4人世帯 約103,000円 約27%

一人暮らしから同棲に移ると、食費は単純に2倍にはなりません。一人あたりに換算すると約38,400円で、一人暮らし時より1割ほど安くなるのが一般的。食材のまとめ買いや調理の効率化によるスケールメリットが働くためです。

ただし、この平均はあくまで全国の二人暮らし世帯を平均した数字。若いカップルと定年退職後の夫婦では食費の使い方が異なるため、年齢や生活スタイルによって実際の金額は変動します。

また、2024年から2025年にかけて食品の値上げが続いており、食費全体で前年比+2.2%の上昇が見られました。特に穀類が+16.0%、果物が+10.1%、乳卵類が+7.5%と大きく値上がりしている状況。同棲を始めたばかりのカップルは、現在の物価水準を前提に予算を組んでおくと安心でしょう。

一人暮らし時の食費と比較したい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

一人暮らしの食費、みんなどうしてる?平均額と無理のない節約のコツ

自炊派・中食派・外食派の食費を比較

食費の金額を大きく左右するのが「食事をどう用意するか」という点。同棲カップルの食スタイルは大きく3パターンに分けられます。

スタイル 月額の目安 1食あたり 特徴
自炊メイン(週5〜6回自炊) 4万〜5.5万円 約220〜300円 食材費中心。まとめ買い・作り置きで効率UP
中食メイン(弁当・惣菜が多い) 6.5万〜8万円 約360〜440円 調理の手間が省ける。スーパーの半額品を活用すると節約効果あり
外食メイン(週3回以上外食) 9万〜12万円 約500〜660円 時間の節約にはなるが、食費は最も高い

自炊メインと外食メインでは、月に5万〜7万円の差が出ることも。年間に換算すると60万〜84万円もの開きになるため、長期的に見ると食スタイルの選択は家計全体に大きく影響します。

とはいえ、すべてを自炊にするのは共働きカップルにとって現実的ではないでしょう。多くのカップルが実践しているのは「平日は自炊メイン+週末は外食を楽しむ」というハイブリッド型。この場合の月額は6万〜7万円前後に落ち着くことが多く、統計上の平均値にも近い数字になります。

自分たちがどのタイプに近いかを把握しておくと、月の食費予算が立てやすくなるはず。

同棲の食費 自炊派・中食派・外食派の比較インフォグラフィック
自炊派・中食派・外食派の食費比較
自炊メインのメリット

  • 月4〜5万円台に収まりやすく、年間で60万円以上の節約効果がある
  • 栄養バランスを自分でコントロールできる
  • 作り置きのスキルが身につけば、平日の負担も軽くなる
自炊メインのデメリット

  • 買い出し・調理・片付けに1日あたり1〜2時間かかる
  • 二人のスケジュールが合わないと食材が余りやすい
  • 片方だけが作る状態が続くと不満が溜まる

費目別の内訳を確認して「高い項目」を見つける

食費を見直すには、まず何にいくら使っているかを把握することが大切です。総務省「家計調査」2025年のデータから、二人暮らし世帯の食費内訳を費目別に整理しました。

費目 月平均額 割合
穀類(米・パン・麺) 約6,700円 8.7%
魚介類 約6,400円 8.3%
肉類 約8,200円 10.7%
乳卵類 約4,500円 5.9%
野菜・海藻 約8,100円 10.5%
果物 約3,200円 4.2%
油脂・調味料 約3,800円 4.9%
菓子類 約5,600円 7.3%
調理食品(弁当・惣菜) 約12,300円 16.0%
飲料 約5,100円 6.6%
酒類 約3,300円 4.3%
外食 約9,700円 12.6%

注目すべきは、調理食品(弁当・惣菜)が約12,300円で最大の費目になっている点。外食(約9,700円)と合わせると、「作らずに済ませる食事」が食費全体の約28%を占めています。

食費を下げたいとき、まず見直す価値があるのはこの「調理食品」と「外食」の2つ。両方を半分に減らすだけでも、月に約11,000円・年間で約13万円の削減効果が見込めるでしょう。

一方で、穀類(米・パン・麺)は食費全体の8.7%しか占めていないため、「米を安いものに変えれば節約できる」と考えがちですが効果は限定的。削る費目の優先順位を間違えないことが、食費見直しの第一歩です。

菓子類も約5,600円と意外に大きな割合を占めているのが特徴。「ちょっとしたお菓子」が積み重なると月5,000円以上になることもあるため、まとめ買いではなく都度買いに切り替えると使いすぎを防ぎやすくなります。

食費が自然に減る仕組みづくり

食費の節約は「毎日がんばる」よりも「仕組みで自然に減る」方が長続きするもの。実際に効果が出やすい方法を紹介します。

仕組み 効果の目安 手間
週の献立+まとめ買い 月3,000〜5,000円減 週末に30分
作り置き・冷凍ストック 惣菜代が半減 週末に1〜2時間
スーパーの使い分け 月2,000〜3,000円減 買い物ルートの工夫
外食の回数・予算を固定 月5,000〜10,000円減 月初に決めるだけ
ふるさと納税で食材調達 年間数万円の食材費をカット 年に数回の手続き

献立を決めてからまとめ買いする

「今日は何食べる?」を毎日考えると、つい外食やコンビニに流れがちになるもの。週末に5日分の夕食メニューだけ決めてまとめ買いしておくと、買い物の回数が減り、衝動買いも防げます。メニューは「月=鶏肉」「火=魚」のようにざっくりで問題ありません。

作り置きと冷凍ストックを活用する

週末にまとめて作り置きしておけば、平日は温めるだけ。カレー・肉そぼろ・煮物などは冷凍保存がしやすく、2〜3週間は持ちます。「平日に自炊する時間がない」というカップルでも、作り置きさえあれば惣菜に頼る回数をぐっと減らせるでしょう

スーパーの使い分けと買い物リストの習慣化

食材はスーパーごとに得意分野が異なります。肉は業務スーパー、野菜は地元の八百屋など、品目によって店を使い分けると同じものでも月2,000〜3,000円の差が出ることも。買い物リストを作ってから店に行けば、目的外の買い物が平均で約2割減るというデータもあります。

外食の回数と予算を先に決める

外食を完全になくすのは現実的ではないでしょう。むしろ「月4回・1回あたり3,000円まで」のように回数と上限を先に決めておくと、予算内に収めやすくなります。ランチならディナーの半額程度で済むため、外食はランチに寄せるのも一つの手。

ふるさと納税で食材費を実質ゼロにする

ふるさと納税の返礼品には、米・肉・魚介など日常の食材が充実しているのをご存じでしょうか。年収400万円のカップルなら2人合わせて約8万円分の返礼品を受け取れるため、米や肉の出費を大幅に減らせます。

人気の返礼品の例としては、10kgの米(寄付額10,000円前後)、豚肉や鶏肉のまとめセット(寄付額10,000〜15,000円)、冷凍の魚介セットなど。返礼品の受け取り時期を分散させれば、冷凍庫のパンクも防げるでしょう。実質負担2,000円で食材費が年間数万円浮く計算になるため、同棲カップルにとっては優先度の高い節約手段といえます。

食費で揉めないための分担ルール

お金の問題は同棲生活で揉めやすいテーマの一つ。食費についても、最初にルールを決めておくことでトラブルを防げます。

分担方法 仕組み 向いているカップル
共通口座に定額入金 毎月決めた額を食費用口座に入れ、食材・外食はそこから払う 透明性を重視したいカップル
担当制(買い出しと外食で分ける) スーパーの買い物はAさん、外食はBさんが払う ざっくり分けたいカップル
レシート精算制 月末にレシートを集計して折半する 正確に半分にしたいカップル

どの方法にも一長一短がありますが、収入差がある場合は「収入比での分担」が揉めにくい傾向にあるでしょう。たとえば手取り比が6:4なら、食費も6:4で出す形。

分担方法を決めるタイミングは同棲を始める前がベスト。一度「なんとなく」で始めてしまうと、後からルールを変えること自体がストレスになりかねません。最初に「月の食費予算は○万円、分担比は○:○」と数字で合意しておくのがおすすめです。

食費だけでなく光熱費や家賃も含めた全体の管理方法を決めておくとさらに安心。お金の管理方法について詳しくは、以下の記事でまとめています。

同棲のお金管理はルールが9割|二人で揉めない仕組みの作り方

食費管理のポイント

  • 家計簿アプリ(マネーフォワードやZaimなど)でレシートを撮影するだけで記録できる
  • 月の食費予算を先に決め、週単位で使える金額を把握する
  • 「調理担当」と「買い出し担当」を分けると家事の偏りも防げる

まとめ

同棲の食費について、平均額から節約の仕組み、分担ルールまで整理しました。

項目 ポイント
月平均額 約7.7万円(総務省「家計調査」2025年・二人暮らし世帯)
自炊メインの目安 月4〜5.5万円(外食メインより月5万円以上安い)
最大の費目 調理食品(弁当・惣菜)が約1.2万円で全体の16%
節約の基本 献立→まとめ買い→作り置きの仕組み化
分担のコツ 収入比で分担すると揉めにくい

まずは1か月間、家計簿アプリで食費を記録してみてください。何にいくら使っているかがわかれば、どこを減らせるかも見えてきます。同棲生活全体の費用が気になる方は、以下の記事もあわせて確認してみてください。

同棲の初期費用は平均いくら?内訳を50万円以上抑える方法

二人暮らしの光熱費まるわかり|平均2万円の内訳と減らし方

出典

  • 総務省統計局「家計調査(家計収支編)」2025年平均結果
  • 総務省統計局「家計調査(家計収支編)」2024年平均結果

この記事を書いた人

みく 暮らしの時短ブロガー

フリーランス / 夫と二人暮らし。固定費の見直しと時短にハマっています。調べて「これは使える」と思ったことを、なるべくわかりやすくまとめるようにしています。

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