二人暮らしの光熱費まるわかり|平均2万円の内訳と減らし方

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二人暮らしの光熱費は、月平均で約2万円です。ただし電気・ガス・水道のどこに多くかかっているかは世帯によって異なり、季節によって1万円以上の差が出ることも珍しくありません。

この記事では、総務省の家計調査データをもとに二人暮らしの光熱費の内訳を整理し、季節ごとの変動パターン、平均より高くなりやすい世帯の特徴、そして効果が見込める節約術まで解説します。まずは自分たちの光熱費が平均と比べてどうなのか、確認するところから始めてみてください。

二人暮らしの光熱費は月平均いくら?電気・ガス・水道の内訳

総務省「家計調査(2024年)」によると、二人世帯の水道光熱費は月平均20,243円です。内訳を見ると、電気代が全体の半分以上を占めていることがわかります。

項目 月平均額 割合
電気代 10,962円 約54%
ガス代 4,161円 約21%
水道代 3,941円 約19%
その他光熱(灯油など) 1,179円 約6%
合計 20,243円 100%

注目すべきは電気代が約1.1万円と突出して大きい点です。光熱費を下げたいなら、まず電気代の使い方を見直すのが効率的といえます。

ちなみに一人暮らしの光熱費は月平均約13,000円なので、二人暮らしになると約1.6倍になります。単純に2倍にはならないのは、冷蔵庫や照明など同時に使える家電が多いためです。

電気・ガス・水道を徹底比較|一人暮らしの光熱費で最も高いのは?

季節で変わる光熱費|冬は夏の約1.5倍かかる

光熱費は年間を通じて一定ではありません。最も高い2月と最も安い時期を比べると、1万円以上の差があります。

時期 光熱費の目安(二人世帯) 特徴
1〜3月(冬) 約25,000〜30,000円 暖房+給湯でガス・電気ともに高い
4〜6月(春) 約18,000〜21,000円 冷暖房の使用が減り落ち着く
7〜9月(夏) 約19,000〜22,000円 冷房で電気代が上がるがガス代は下がる
10〜12月(秋〜初冬) 約18,000〜23,000円 11月が年間で最も安くなりやすい

冬に光熱費が跳ね上がる最大の理由は、暖房の消費電力の大きさです。エアコン暖房は外気温と設定温度の差が大きいほど電力を使います。夏場の冷房は外気温35℃→設定26℃で差が9℃程度ですが、冬場は外気温5℃→設定22℃で差が17℃にもなります。この温度差の大きさが、電気代を押し上げます。

加えて冬はお湯を沸かす量も増えるため、ガス代も上がります。結果として、2月の光熱費は年間平均の約1.5倍に達するケースも珍しくありません。

二人暮らしの光熱費 季節別の変動イメージ(春・夏・秋・冬の比較)
二人暮らしの光熱費は冬が突出して高い

光熱費が平均より高くなりやすい二人暮らしの特徴

「月2万円の平均より明らかに高い」と感じる場合、次のいずれかに当てはまっていないか確認してみてください。

特徴 影響する費目 月額への影響
生活リズムが大きくずれている 電気代 +2,000〜4,000円
プロパンガスを使っている ガス代 +3,000〜5,000円
築年数が古い物件 電気代(冷暖房) +2,000〜5,000円(冬)
追い焚きが多い ガス代 +2,000〜3,000円

生活リズムが大きくずれている

二人の起床・帰宅時間がバラバラだと、エアコンや照明を使う時間帯が長くなります。一人暮らし2つ分に近い電気の使い方になるため、同居のメリットが薄れます。

プロパンガスを使っている

都市ガスとプロパンガスでは料金に大きな差があります。資源エネルギー庁の調査によると、プロパンガスの料金は都市ガスの約1.5〜2倍です。二人暮らしでガス代が月7,000円を超えているなら、プロパンガスの影響かもしれません。

ガス代が高いと感じたら確認|都市ガスとプロパンの差と節約術

築年数が古い物件に住んでいる

築20年以上の物件は断熱性能が低いことが多く、冷暖房効率が落ちます。窓がシングルガラスの場合、冬の熱損失の約50%が窓から逃げるというデータもあります。断熱カーテンや窓用の断熱シートで対策するだけでも効果があります。

追い焚きが多い

二人の入浴時間に1時間以上の差があると、追い焚きの回数が増えてガス代がかさみます。東京ガスによると、追い焚き1回あたりのガス代は約70〜100円です。毎日追い焚きしていると月2,000〜3,000円の上乗せになります。

「うちは平均より高い?」の目安

  • 月25,000円以上が続く(冬以外)→ 何かしら改善の余地あり
  • 月30,000円を超える月がある(冬)→ 暖房か給湯の見直しが有効
  • 夏と冬で15,000円以上の差がある → 冷暖房の効率が悪い可能性

電気・ガス・水道それぞれの節約術

光熱費の節約は「効果が大きいもの」から手を付けるのが鉄則です。ここでは電気・ガス・水道に分けて、二人暮らしで実行しやすい方法を紹介します。

電気代の節約|効果が大きい順

方法 年間の節約目安 手間
電力会社・プランの見直し 約5,000〜15,000円 一度だけ
エアコンのフィルター掃除(2週間に1回) 約3,000〜5,000円 低い
サーキュレーターの併用 約2,000〜4,000円 低い
照明のLED化 約2,000〜3,000円 一度だけ
待機電力のカット(スイッチ付き電源タップ) 約1,000〜2,000円 やや手間

最も効果が大きいのは電力会社やプランの切り替えです。電力自由化により、二人暮らし世帯でも年間数千円〜1万円以上安くなるケースがあります。比較サイトで今の使用量を入力するだけで試算できるので、まだ見直していない場合は一度チェックしてみてください。

ガス代の節約|二人暮らしならではのコツ

ガス代は給湯(お風呂)と調理に集中しています。

方法 年間の節約目安 ポイント
入浴を連続して済ませる(追い焚き回避) 約6,000〜8,000円 入浴間隔を30分以内に
シャワー時間を1分短くする(二人分) 約3,000〜4,000円 節水シャワーヘッドも有効
調理の火力を「中火」にする 約500〜1,000円 鍋底からはみ出さない火加減が目安
お湯の設定温度を40℃にする 約2,000〜3,000円 冬でも40℃で十分温まる

二人暮らしで最も効果的なのはお風呂の使い方を合わせることです。追い焚きを1日1回減らすだけで、月500〜800円、年間では約6,000〜8,000円の節約になります。

水道代の節約

水道代は電気やガスほど大きな金額にはなりにくいですが、以下の方法で着実に減らせます。

  • 節水シャワーヘッドに交換(水量を約30〜50%カット、年間約4,000〜6,000円の節約)
  • 食洗機の導入(手洗いより水量が約1/6、水道代だけでなくガス代・時間も削減)
  • 洗濯はまとめ洗い(回数を減らすだけで水道代と電気代の両方が下がる)
二人暮らしの光熱費節約で最も効果が高い3つ

  1. 電力プランの見直し(年間5,000〜15,000円)
  2. 入浴を連続して済ませる(年間6,000〜8,000円)
  3. 節水シャワーヘッドの導入(年間4,000〜6,000円)

まとめ|二人暮らしの光熱費を見直すポイント

二人暮らしの光熱費について、要点を振り返ります。

項目 ポイント
月平均額 約20,243円(電気10,962円+ガス4,161円+水道3,941円+その他1,179円)
季節変動 冬(1〜3月)は約25,000〜30,000円、春秋は約18,000〜21,000円
一人暮らしとの比較 約1.6倍(家電の共有で2倍にはならない)
最大の節約ポイント 電力プラン見直し+入浴の時間差を縮める
注意すべき要因 プロパンガス・築古物件・追い焚き頻度

光熱費を漠然と「高い」と感じているなら、まず今月の明細を電気・ガス・水道に分けて上の平均と比べてみてください。どこが突出しているかがわかれば、手を付けるべき場所も見えてきます。

二人暮らしのお金の管理について詳しく知りたい場合は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

同棲のお金管理はルールが9割|二人で揉めない仕組みの作り方

出典

  • 総務省「家計調査 家計収支編(2024年)」二人以上の世帯のうち二人世帯 — 水道光熱費の月平均額
  • 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」— プロパンガスと都市ガスの料金比較
  • 東京ガス「ウチコト」— 追い焚き1回あたりのガス代の目安
  • 環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」— 家庭のエネルギー消費の内訳

この記事を書いた人

みく 暮らしの時短ブロガー

フリーランス / 夫と二人暮らし。固定費の見直しと時短にハマっています。調べて「これは使える」と思ったことを、なるべくわかりやすくまとめるようにしています。

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