私は2025年11月、楽天ふるさと納税で合計28,000円を寄付し、新潟産コシヒカリ15kg・北海道産の冷凍ホタテ700g・泉州タオルセットを受け取りました。2025年10月にポータルサイトのポイント付与が全面廃止されたタイミングでの寄付だったので、廃止前と何が変わったかを身をもって体験した形です。本記事では楽天ふるさと納税のやり方を5ステップに整理し、ポイント廃止後でもお得を最大化する手順と、私自身の判断基準を共有します。
楽天ふるさと納税のやり方は5ステップで完了
結論から書きます。楽天ふるさと納税の手続きは、慣れれば返礼品選びを除いて15分で終わります。私が2025年11月にやった時の所要時間も実質15分でした。流れを表で整理します。
| ステップ | やること | 必要なもの |
|---|---|---|
| ① 控除上限額を確認 | 楽天「かんたんシミュレーター」で年収と家族構成を入力 | 源泉徴収票か昨年の住民税通知書 |
| ② 返礼品を選ぶ | 楽天市場で「楽天ふるさと納税」と検索し、自治体ごとの返礼品ページから選択 | 楽天会員ID |
| ③ 寄付者情報を入力 | 住所・氏名・ワンストップ希望の有無を入力 | マイナンバーカード(オンライン申請する場合) |
| ④ 決済 | 楽天カード決済(基本ポイント1%が継続付与) | 楽天カード |
| ⑤ ワンストップor確定申告 | 翌年1月10日必着でワンストップ申請書送付、もしくは確定申告 | 申請書類・本人確認書類 |

ポイントは①と⑤です。①の上限額を超えて寄付すると、超過分は丸ごと自己負担になります。⑤で手続きを忘れると、せっかく寄付した自己負担2,000円以外の金額が控除されません。返礼品を選ぶ②③④の楽しい部分よりも、前後のここを押さえることが「お得に終わらせる」最大のコツです。
私が初めて楽天ふるさと納税を使ったのは2023年。当時はワンストップ特例の存在を知らず、確定申告で寄付金控除欄を書き漏らして1年待つハメになりました。それ以来、寄付時点で「ワンストップにするか、確定申告で対応するか」を必ず決めてから決済ボタンを押す習慣にしています。
2025年10月のポイント廃止で実質還元率はどう変わったか
2024年6月に総務省告示が改正され、2025年10月1日からポータルサイト経由のポイント付与が全面禁止になりました。楽天ふるさと納税も例外ではなく、楽天市場の通常ポイント1%・SPU・お買い物マラソンの買いまわり倍率・スーパーSALE関連はすべて寄付額に対しては付かなくなっています(楽天公式お知らせ)。
ただし「楽天ふるさと納税はもう旨味なし」と切り捨てるのは早計です。楽天公式は同時に「カード決済に伴って付与されるポイントにつきましては、引き続きカード会社から付与されます」と明記しており、楽天カード本体の基本還元1%は寄付額にも残っています。
- 消えた:楽天市場の通常ポイント(100円につき1ポイント)/SPU(最大18倍)の上乗せ/お買い物マラソンの買いまわり倍率/スーパーSALE関連
- 残った:楽天カード決済の基本ポイント還元1%(カード会社側の還元のため対象外規制の影響を受けない)
私の体感ですが、2025年9月までは「お買い物マラソン期間にまとめて5自治体に寄付」して合計10%相当の還元を狙っていました。28,000円なら2,800ポイント。10月以降は同じ寄付額でも楽天カードの基本還元280ポイントだけ。差額は2,520ポイントです。
ただ、ふるさと納税の本質は「自己負担2,000円で2万円超の返礼品をもらえる仕組み」です。28,000円を寄付して米15kg・冷凍ホタテ700g・タオルを受け取った私の場合、市場価格に直すと3万円を軽く超える商品が、実質2,000円で手に入っています。ポイント還元が消えても、この10倍以上のリターン率は健在です。私は2026年も楽天での寄付を続ける方針です。
控除限度額の計算と年収別早見表
楽天ふるさと納税で最初にやるべきは「自分の控除上限額」の確認です。上限を超えた分は控除対象外で、丸ごと自己負担になります。下の数字は楽天公式の「控除限度額の目安」ページに掲載されている早見表で、住宅ローン控除や医療費控除など他の控除を受けていない給与所得者向けです(出典: 楽天ふるさと納税 控除限度額の目安)。他のふるさと納税サイトの早見表とは数千円ずれることがあるので、楽天の詳細版シミュレーターでの再計算が確実です。
| 年収 | 独身・共働き | 配偶者あり(専業主婦/夫) |
|---|---|---|
| 300万円 | 29,000円 | 21,000円 |
| 400万円 | 43,000円 | 36,000円 |
| 500万円 | 63,000円 | 51,000円 |
| 600万円 | 79,000円 | 71,000円 |
| 700万円 | 110,000円 | 88,000円 |
| 800万円 | 132,000円 | 123,000円 |
| 1,000万円 | 186,000円 | 186,000円 |
計算式は「(住民税の所得割額×20%)÷(90%−所得税率×1.021)+2,000円」です。住民税所得割額の20%が目安と覚えておくと、自治体から届く住民税通知書を見て即座にあたりがつきます。
フリーランスの私は早見表をそのまま使えませんでした。2025年の事業所得が約290万円、住民税年額118,800円、所得割の20%は約2万円。所得税率1.021倍の補正を加えても、上限は28,000円〜30,000円のレンジ。給与所得者の早見表で「年収300万なら29,000円」とほぼ同じ着地ですが、給与所得控除がないぶん下振れる可能性があったので、楽天の詳細版シミュレーターで「事業所得」を選んで再計算してから寄付額を決めました。
医療費控除10万円超・住宅ローン控除・iDeCo拠出をしている人は、上限額が下がります。早見表は「他の控除なし」前提なので、これらに該当するなら必ず楽天の詳細版シミュレーターを使ってください。
所得・税の基礎については以下の記事でも詳しく書いています。
住民税は社会人2年目6月開始|年収300万円で月約9,783円
ワンストップ特例と確定申告の使い分け
寄付後の控除手続きは、ワンストップ特例と確定申告の2択です。条件を間違えると控除を受けられないので、寄付前に決めておく必要があります。
ワンストップ特例は、給与所得者で寄付先が5自治体以内、かつ他に確定申告の必要がない人が対象です。期限は寄付した翌年の1月10日必着で、2026年中の寄付なら2027年1月10日が締切。マイナンバーカードがあれば楽天のオンライン申請(自治体マイページ)で郵送不要で完結できます。
確定申告は、フリーランス・個人事業主・寄付先が6自治体以上の人・医療費控除や住宅ローン控除1年目を併用する人が対象です。確定申告書の「寄附金控除」欄に金額を記入し、寄付金受領証明書(または楽天が発行するXML形式の電子データ)を添付します。期間は原則として翌年2月16日〜3月15日ですが、3月15日が土日にあたる年は翌平日まで延長されます(2025年寄付分は2026年3月16日(月)が期限)。
- 対象者:ワンストップは給与所得者/確定申告はフリーランス・自営業・申告が必要な人
- 寄付先の上限:ワンストップは5自治体まで/確定申告は制限なし
- 期限:ワンストップは翌年1月10日必着/確定申告は翌年2月16日〜3月15日
- 控除される税金:ワンストップは住民税のみ/確定申告は所得税+住民税
- 申請の手間:ワンストップは自治体ごとに申請書を提出/確定申告は申告書に1行記入
私はフリーランスなので毎年確定申告を行い、寄付金控除欄に楽天が発行するXMLデータをe-Taxで取り込んでいます。会社員時代はワンストップ特例を使っていました。両方経験して言えるのは、寄付先が5自治体ギリギリだとリスクがあるという点です。「6自治体目につい寄付してしまった」「医療費が10万円を超えそうで途中から確定申告に切り替えた」場合、ワンストップ申請は無効になります。自治体が5を超えそうな年は、最初から確定申告で固める方が安全です。
楽天では2024年以降「自治体マイページ」というオンライン申請が拡大し、マイナンバーカードと専用アプリさえあれば、郵送の手間なく1月10日ギリギリまで申請できます。書類を紛失した時のリカバリーも早いので、紙より圧倒的に楽です。
みくが選んだ2025年の返礼品3選と判断基準
2025年11月に私が実際に選んだ返礼品3つを共有します。寄付額の配分は控除上限28,000円ぴったりに収まるように調整しました。
| 返礼品 | 寄付額 | 選んだ理由 |
|---|---|---|
| 新潟産コシヒカリ15kg | 9,000円 | 夫と二人で2か月分の主食を確定。買えば1万円超の出費 |
| 北海道産 冷凍ホタテ700g | 12,000円 | 冷凍庫の隙間に収まる量。鍋・パスタに分けて2か月で消費 |
| 泉州タオル フェイス5枚+バス2枚 | 7,000円 | 古くなった洗面所タオルを総入れ替え。同等品で約8,000円 |
選ぶ時の判断基準は3つに絞っています。第一に「日常で必ず消費するもの」。普段買わない高級品より、米・冷凍食品・タオル・トイレットペーパーなど確実に消費する物の方が、家計の置き換え効果が大きいからです。第二に「保存性」。冷凍ホタテは賞味期限6か月以上の物を選び、生鮮品で受け取り日時を調整できる返礼品は避けました。冷蔵庫がパンクすると本末転倒です。第三に「市場価格との比較」。楽天市場で同等品の通常価格を必ず確認します。寄付額9,000円のコシヒカリ15kgは、市場価格で1万円〜1万2,000円相当。28,000円の寄付で市場価値約3万円分の商品が手に入った計算です。
家電や日用品の返礼品の選び方はふるさと納税の家電は還元率3割が上限|2026年の判断軸7選で詳しく書いているので、家電狙いの人はそちらも参考にしてください。
楽天ふるさと納税でやってはいけない4つの失敗
2026年も楽天で寄付を続けるなら、以下の4つは避けてください。私や周囲が実際にやらかしたミスです。
失敗1:上限額を超えて寄付する。上限を1円でも超えると、超過分は控除対象外で全額自己負担になります。「年収が変わった年」「医療費控除を併用する年」「住宅ローン控除1年目」は特に上限が下がりやすいので、必ず詳細版シミュレーターで再計算します。安全マージンとして上限の90〜95%に抑えるのが定石です。
失敗2:ワンストップ特例の期限を過ぎる。翌年1月10日必着が絶対の締切で、消印有効ではありません。年末年始の郵便事情で遅配するケースもあるので、12月中旬までに発送するか、オンライン申請を使うのが安全です。期限を過ぎた場合は翌年2〜3月の確定申告で救済できますが、確定申告書の寄附金控除欄に記入するのを忘れないでください。
失敗3:6自治体以上に寄付してワンストップを使う。ワンストップは「寄付先5自治体以内」が条件です。6自治体目以降を寄付した時点でワンストップは無効になり、全自治体分を確定申告し直す必要があります。「楽天お買い物マラソンで10店舗回りたい」と寄付先を増やしすぎる人がやらかすパターンです。
失敗4:ワンストップ申請後に確定申告をして寄付金控除を書き忘れる。ワンストップは確定申告をした瞬間に無効化されます。医療費控除のために後から確定申告した人は、必ず確定申告書の寄附金控除欄も埋めてください。私の友人で「楽天ふるさと納税で5万円寄付したのに住民税が3万円しか減っていない」と相談された人がいましたが、原因はこのパターンでした。ワンストップ申請したから安心、と思って確定申告書を埋めずに提出してしまい、寄付分の控除が漏れていました。
ふるさと納税は「税金の前払い」なので、家計が赤字の年は無理に寄付額を増やしてもキャッシュフローを圧迫します。先にサブスクを年1万円減らした見直し7ステップ|解約判断3軸を解説で固定費を整理してから寄付額を決めると、安心して使いきれます。
まとめ|2026年も楽天で続ける理由
楽天ふるさと納税のやり方を5ステップで整理しました。最後に押さえるべきポイントを箇条書きで振り返ります。
- 5ステップは「上限確認→返礼品選び→情報入力→決済→ワンストップor確定申告」。慣れれば返礼品選び以外は15分で完了する
- 2025年10月にポイント付与は廃止されたが、楽天カード決済の基本還元1%は継続。お買い物マラソンの上乗せ還元は消えたが、自己負担2,000円で返礼品をもらう仕組みは健在
- 控除上限は「住民税所得割額×20%」が目安。フリーランスは早見表でなく詳細版シミュレーターで再計算
- ワンストップ特例は5自治体以内・1月10日必着。フリーランスや6自治体以上は確定申告
- 返礼品は「日常で消費する物・保存性・市場価格との比較」の3軸で選ぶ
2026年の最初のアクションとして、楽天ふるさと納税のかんたんシミュレーターで上限額を確認し、上限の90%を目安に寄付額の予算を組んでみてください。返礼品選びは秋以降に集中するので、夏のうちに上限額と方針を固めておくと、年末の駆け込みでミスを誘発せずに済みます。
よくある質問
Q1. 楽天ふるさと納税は2026年もまだお得ですか?
A. ポイント付与の上乗せは消えましたが、自己負担2,000円で返礼品をもらえる根本の仕組みは変わっていません。私は2025年11月に28,000円を寄付して、市場価格3万円相当の米・ホタテ・タオルを受け取りました。実質リターンは10倍以上で、お得な制度であることに変わりはありません。
Q2. ポイント付与がなくなったなら他のサイトに変えたほうが得ですか?
A. 2025年10月以降は全ポータルサイトで同様にポイント付与が禁止されたので、どこに移っても基本的な還元率は変わりません。サイトを選ぶ基準は「決済カードの基本還元率」と「返礼品ラインナップ」です。楽天カード保有者は楽天が引き続き有利、ヤフーカード保有者はPayPay・さとふるが有利、という形で「自分のメインカードに合わせる」のが最適解です。
Q3. フリーランス・自営業の限度額はどう計算しますか?
A. 給与所得者向けの早見表はそのまま使えません。「住民税所得割額×20%+2,000円」が目安です。住民税通知書の所得割額を確認し、楽天の詳細版シミュレーターで「事業所得」を選んで再計算してください。私の2025年は事業所得290万円・住民税所得割約11万円で、上限は約28,000円でした。
Q4. ワンストップ申請の期限を過ぎたらどうなりますか?
A. 寄付分の控除は受けられなくなりますが、原則として翌年2月16日〜3月15日の確定申告で救済できます(3月15日が土日にあたる年は翌平日まで。2025年寄付分は2026年3月16日(月)が期限)。確定申告書の「寄附金控除」欄に寄付額を記入し、楽天が発行する寄付金受領証明書(または電子データ)を添付すれば、所得税還付と住民税控除の両方が適用されます。
Q5. 楽天カード以外で決済してもお得ですか?
A. 楽天ふるさと納税の決済は楽天カード以外(他社カード・銀行振込・コンビニ払いなど)も選べますが、楽天カードの基本還元1%が付くのは楽天カード決済時のみです。他社カードでも各カード会社の還元(dカード1%・三井住友カード0.5%など)は付きますが、楽天カードを持っているなら楽天カードで決済する方が手間なく1%還元を取れます。
出典
- 楽天ふるさと納税「楽天ふるさと納税におけるポイント付与ルール変更のおしらせ」(2025年9月1日公表・10月1日施行)
- 楽天ふるさと納税「控除限度額の目安」(給与所得者の年収別早見表・楽天公式)
- 楽天ふるさと納税「ワンストップ特例制度 オンライン申請手順/紙面での申請手順」(楽天公式)
- 総務省「ふるさと納税ポイント付与禁止に関する告示」(2024年6月改正・2025年10月1日施行)
- 国税庁「寄附金控除(確定申告における寄附金控除の手続き)」