マットレスの処分方法7選|粗大ゴミ千円と自力解体3つの壁

マットレスの処分方法7選|粗大ゴミ千円と自力解体3つの壁

結論、マットレスは自治体の粗大ゴミなら500〜2,000円で捨てられます。ただしスプリング入りを受け付けない自治体もあり、その場合の最安は購入店の引き取り(ニトリで税込4,400円)です。私は2024年11月、港区の1LDKから今の東京西部の1LDKへ引越すタイミングで10年使ったセミダブルのポケットコイルマットレスを処分しましたが、区の粗大ゴミ1,800円ではなくあえてニトリの引き取り4,400円を選びました。差額2,600円で「玄関からエレベーターまで運び出す重労働」を回避できるなら安いという判断です。この記事では7つの処分方法を費用と手間で比較し、状況別の最安ルートを整理します。

マットレス処分の結論|まず「粗大ゴミ」か「購入店引き取り」の二択で決める

7つの方法を並べて悩むより、最初にこの2択を通せば9割の人は解決します。判断軸は3つだけです。

  • 買い替え予定がある:新しいマットレスの購入店の「引き取りサービス」を第一候補にする(ニトリ4,400円、IKEA・無印良品は購入条件を満たせば無料)
  • 買い替えなしで捨てるだけ:自治体の粗大ゴミを第一候補にする(500〜2,000円)
  • スプリング入りが自治体で断られた/運び出せない:不用品回収業者や購入店引き取りに切り替える

手間と費用のトレードオフを最短で決めるための2択で、迷いを減らすのがコツです。私は「粗大ゴミの申込→シール購入→当日朝に集積所まで運搬」の3ステップの中で「運搬」だけがネックだったので、その1点をお金で解決しました。

マットレス処分方法7つを費用と手間で比較|早見表

2026年時点で選べる主要な7つの処分ルートを、費用・手間・向いている人で整理しました。数字は各方法の一般的な相場で、地域や業者によって変動します。

方法 費用の目安 手間 向いている人
自治体の粗大ゴミ 500〜2,000円 中(集積所まで運搬) 買い替えなし・自力運搬OK
購入店の引き取り 0〜4,400円
(店舗と条件で変動)
低(配送業者が搬出) 買い替えあり・運び出しが不安
不用品回収業者 5,000〜15,000円
(他品目と積み合わせ最大3万円)
低(家から搬出) 他の家具も同時処分・急ぎ
自力解体して家庭ゴミ 0円(工具代別) 高(半日〜1日) 体力・工具に自信あり
買取業者・リサイクル店 0〜5,000円の収入 中(査定・搬出立ち会い) 状態が良く3年以内
フリマ・ジモティー 0〜数千円の収入 高(出品・受渡し) 手渡しできる・急いでない
寄付・譲渡 0円〜送料 中(受取先探し) 清潔で使える状態

費用だけ見れば自力解体が最安ですが、後述するとおりコイル切断は3つの壁があり万人向けではありません。「安く・楽に」を両立したいなら粗大ゴミ、「楽に・確実に」なら購入店引き取り、が基本形です。

私は今回、7つの方法を全部下調べした上で「粗大ゴミ1,800円」と「ニトリ4,400円」の2択に絞るまで2週間悩みました。結局は差額2,600円で6階からの搬出を丸投げできる方を選んだのですが、この遠回りが逆に「早見表でまず二択に絞る」大切さを教えてくれた気がします。あなたには2週間の遠回りを省いて、上の3つの判断軸で最初にルートを1本に決めてほしいです。

【最安ルート】自治体の粗大ゴミなら500〜2,000円で捨てられる

マットレスを最も安く捨てる方法は、自治体の粗大ゴミ回収です。東京都23区の粗大ゴミ1品あたりの平均処理手数料は約703円で、23区内で最安の区は492円、最高でも1,011円です。全国平均でもマットレス1枚500〜2,000円に収まる自治体がほとんどで、不用品回収業者と比べると1桁安く済みます。

手順は3ステップです。

  1. 自治体の粗大ゴミ受付センターにネットまたは電話で申込み(回収日は1〜3週間後)
  2. コンビニ等で処理券(粗大ゴミシール)を購入して貼る
  3. 指定日の朝、指定集積所へ運び出す

注意点は「スプリング入りマットレス」の扱いです。以前は多くの自治体が「適正処理困難物」として粗大ゴミで受け付けませんでしたが、近年は戸別回収に対応する自治体が増えています。フランスベッド公式サイトでも「東京近郊ではほとんどの自治体で回収可能」と説明されていますが、地域差があるため申込前に自治体HPで「マットレス(スプリング入り)」の可否を必ず確認してください。

私が申し込もうとした都内の区も、事前にサイトで確認すると「スプリング入り可・料金1,800円」でした。ただ、セミダブル(幅120×長さ195cm)を1人で6階から1階の集積所まで運ぶのが物理的に無理と判断して、この方法は諦めました。集積所までの動線が階段のみ・エレベーターが小さい建物では、粗大ゴミ最安ルートが使えないケースがあります。

買い替え時は購入店引き取りが最も楽|主要4社の対応早見表

新しいマットレスを買うタイミングで捨てるなら、購入店の引き取りサービスが手間ゼロで済みます。搬入と同時に古いマットレスを運び出してくれるため、自分で1cmも動かす必要がありません。主要メーカーの2026年時点の対応をまとめました。

店舗 引き取り料金(税込) 条件・注意点
ニトリ 4,400円(同種・同数) ニトリ配送センターの配送が必須/宅配便配送は対象外
IKEA 0円
(対象マットレス購入+配送利用時)
「引き取りサービス」対象商品の購入+IKEA配送利用が条件/店舗の配送エリア内限定
無印良品 0円
(対象家具購入+同種同数)
ネットストアの申込時に「同種家具の引き取り」を選択/配送指定エリア内
その他の家具店 3,000〜5,000円 店舗により条件差あり/購入時のみ受付が多い

ここで見落としがちなのが、「同種・同数」というルールです。ダブル1枚を買ってシングル2枚を捨てる、といった数の付け替えはできません。IKEAと無印良品は購入条件を満たせば引き取り無料になりますが、対象商品と配送エリアが限られる点は事前に確認が必要です。また、ニトリでもオンライン購入で宅配便配送のマットレスは対象外で、配送センター経由のみが引き取りサービスの対象です。ニトリ公式では2026年7月時点で無料キャンペーンは実施しておらず、ニトリは有料と考えたほうが安全です。

私が最終的にこの方法を選んだ理由は、新居に搬入する新品と入れ替わりで古いマットレスを持ち帰ってもらえる段取りの楽さでした。差額2,600円は、6階からの搬出リスクと引越し当日の時間を買ったと考えれば納得の出費です。

不用品回収業者を選ぶべきケース|料金相場と悪徳業者を避けるサイン

「粗大ゴミの回収日を待てない」「マットレス以外にも家具・家電をまとめて処分したい」「一切自分で運べない」——この3つのいずれかに当てはまるなら、不用品回収業者が現実解です。ただし料金は跳ね上がります。

  • マットレス単品での回収:5,000〜15,000円
  • 軽トラック積み放題プラン:15,000〜25,000円
  • 2tトラック積み放題プラン:25,000〜45,000円

東京都内で冷蔵庫・洗濯機・マットレスの3点を依頼した場合、相場は17,000〜33,000円です。粗大ゴミの10倍以上になるため、コストと即時性のトレードオフをよく検討してください。

悪徳業者は毎年ニュースになるほど多く、警視庁も注意喚起を出しています。避けるべき業者のサインは次のとおりです。

  • 「無料で回収します」とスピーカーで巡回するトラック(後で高額請求されるケース多数)
  • 訪問で突然「マットレス処分しませんか」と持ちかけてくる
  • 電話やWebで見積を出さず、当日その場で金額を決める
  • 「一般廃棄物収集運搬業」の許可を明示していない

信頼できる業者を選ぶには、事前に書面またはメールで見積を出すか、Googleビジネスプロフィールに複数のレビューがあるかを確認してください。私は引越し前に3社見積を取り、最安と最高で2倍以上の差が出たので相見積は必須と実感しました。

自力解体はおすすめしない|コイル切断・粉塵・処分先の3つの壁

「解体して普通ゴミで出せば無料」と紹介する記事もありますが、私は基本的におすすめしません。理由は3つの壁があるからです。

  1. コイル切断の危険:スプリング入りマットレスは金属バネを1本ずつ切断する必要があり、専用の電動ワイヤーカッターまたはボルトクリッパーが必須。跳ね返った金属で怪我するリスクがあり、日本橋西川の公式コラムでも「重労働で危険」と明記されています
  2. 粉塵とホコリ:ウレタン・ポリエステル綿の細かい粉塵が大量に発生し、屋内では作業できません。ベランダや駐車場で防塵マスクを着けても隣人トラブルの元
  3. 結局、処分先が必要:解体できても、金属コイル数十kgを「金属ゴミ」で回収してくれる自治体は限定的。生地・ウレタンは可燃ゴミで出せても、袋詰めした時点で袋の指定容量を超える

作業時間の目安は半日〜1日、必要な工具(大型カッター・ワイヤーカッター・防塵マスク・軍手)を新規で買うと3,000〜5,000円かかります。粗大ゴミ1,800円との差額を考えると、金額面のメリットは実質ほぼありません。

私は独立1年目の2022年、当時のワンルームで小型のノンコイル(ウレタン)マットレスを1度だけ解体しました。ウレタンだけなら大型カッターで切って袋詰めするだけで済み、可燃ゴミで出せました。ノンコイルの薄型・低反発なら自力解体もアリですが、コイル入りは即NGです。

状態が良ければ売る・譲るを検討|買取相場と注意点

購入から3年以内で目立った汚れ・へたりがないマットレスは、買取店やフリマで有償で手放せる可能性があります。ただし相場は思ったより低く、労力を考えると効率は悪めです。

  • リサイクルショップ買取:シモンズ・シーリーなど高級ブランドで3,000〜10,000円、無名ブランドは0円〜数百円
  • ジモティー・メルカリShops:1,000〜5,000円で出品されているが、大型のため配送費が売価を超えるケース多数
  • 友人・親族への譲渡:一番現実的だが、衛生面で相手が遠慮するケースあり

買取を狙うなら、購入時のブランド・型番・購入日がわかる書類を用意しておくと査定額が上がります。ジモティーは基本「取りに来てくれる人」を探すサービスなので、玄関先渡しでOKなら送料負担ゼロで手放せます。ただし引き渡し当日にドタキャンされるリスクもあるため、時間に余裕がある人向けです。

私はマットレスは寝汗が染みるものだと考えているので、家族以外への譲渡には気が引けます。清潔な状態でも「他人の使ったマットレス」は買い手が付きにくく、時間コストを考えると粗大ゴミか引き取りに寄せたほうが合理的でした。

ジモティーで譲るときに起きやすいトラブルと、公式が示す危険サインはこちらにまとめました。

ジモティーのトラブルは5事例に集約|公式の危険サイン5つで防ぐ

まとめ|あなたの状況別・最安ルート早見表

7つの方法を比較してきましたが、実際には状況で選ぶべきルートは絞られます。最後に「よくあるパターン別・最安ルート」で振り返ります。

状況 推奨ルート 費用の目安
新しいマットレスを購入予定 購入店の引き取り 0〜4,400円(条件次第で無料)
買い替えなし・自力運搬OK 自治体の粗大ゴミ 500〜2,000円
他の家具家電もまとめて処分 不用品回収業者(積み放題) 15,000〜30,000円
引越しで急いでいる 不用品回収業者(単品) 5,000〜15,000円
3年以内・高級ブランド 買取店に査定依頼 0円〜5,000円の収入
スプリングなし・軽量 粗大ゴミ or 自力解体 0〜1,000円

次のアクションは2つです。まず、自治体HPで「粗大ゴミ マットレス」を検索してスプリング入りの可否と料金を確認してください。可なら粗大ゴミ、不可または運び出しが困難なら購入店引き取りか不用品回収業者に絞られます。次に、新居への引越しと同時に処分するなら引越し費用の見積を取る際に「マットレス1点処分オプション」を含めた金額で比較すると、業者選びの判断が早くなります。

引越し費用そのものの相場と業者選びのコツはこちらでまとめています。

一人暮らしの引越し費用相場は3万〜7万円|距離と時期の早見表

同棲や家族での引越しで見積を取るなら、複数社を一括で比較できるサービスが結局早いです。

同棲の初期費用は平均いくら?内訳と50万円以上抑える方法

マットレスの後継として布団派に切り替える選択肢もあります。ケア頻度の目安はこちらから。

布団クリーニング頻度は年1回|素材別早見表と料金相場5,000円

よくある質問

Q1. マットレスを解体すれば普通ゴミで捨てられますか?

ノンコイル(ウレタン・低反発)の薄型なら、大型カッターで切って可燃ゴミ袋に入れば普通ゴミで出せる自治体が多いです。ただしスプリング入りは金属コイルの処分先が別途必要で、粉塵・怪我のリスクもあるため自治体の粗大ゴミの方が現実的です。

Q2. 引越し業者はマットレスを引き取ってくれますか?

大手引越し業者の多くは有料オプションで対応しています。相場は1点3,000〜8,000円で、引越し料金と一緒に請求されます。単独の粗大ゴミより高めですが、搬出の手間がゼロになるメリットは大きいので、見積時に必ず金額を確認してください。

Q3. マットレスの処分費用を完全に無料にする方法はありますか?

可能なのは3つだけです。1つ目はジモティーで取りに来てくれる人を見つける、2つ目は友人・家族に譲る、3つ目はノンコイルを完全自力解体して普通ゴミで出す(工具代を除く)。いずれも手間か時間がかかるため、費用と労力のバランスで判断してください。

Q4. 自治体で「スプリング入りは受付不可」と言われたらどうすればいい?

選択肢は3つあります。購入店の引き取りサービスを利用する、不用品回収業者に依頼する、近隣自治体の指定処理施設に直接持ち込む(自家用車必須)。近隣持ち込みは費用が最安で1,000円程度ですが、自治体によっては住民票のある地域限定なので事前確認が必要です。

Q5. ベッドフレームとマットレスは一緒に処分できますか?

粗大ゴミ・購入店引き取り・不用品回収業者いずれも同時処分できますが、それぞれ料金は別々にかかります。粗大ゴミなら合計2,000〜4,000円、購入店引き取りで6,000〜9,000円、不用品回収業者で8,000〜20,000円が目安です。ベッドフレームは分解できると搬出しやすく粗大ゴミ扱いになりやすいので、組立時の説明書を残しておくと解体作業が楽になります。

マットレス処分方法の費用比較インフォグラフィック(粗大ゴミ・購入店引き取り・不用品回収・自力解体を軸に整理)

出典・参考

  • ベッド・インテリアのフランスベッド公式「マットレスの捨て方・処分方法は?自治体の粗大ごみとして処分は可能?」(スプリング入りマットレスの自治体回収について)
  • 日本橋西川公式コラム「マットレスの捨て方は?粗大ゴミとして廃棄するには解体しなきゃダメ?」(自力解体の危険性・工具の必要性)
  • ニトリ公式サイト「家具引き取りサービス」(2026年7月時点:同種同数4,400円税込・配送センター経由必須)
  • IKEA公式サイト「ソファ・マットレス引取りサービス」(対象商品購入+IKEA配送利用時に無料引き取り)
  • 無印良品公式FAQ「同種家具の引き取り」(対象家具購入時に同種同数を無料引き取り・配送指定エリア内)
  • 東京都リサイクル情報「23区の粗大ごみ処理手数料一覧」(平均703円/最安492円/最高1,011円)
  • プライシー「2026年最新 マットレスの処分方法|費用・手順・注意点を徹底比較」(マットレス単品の不用品回収相場5,000〜15,000円)
  • 不用品回収受付センター「ベッドとマットレスの処分費用はいくら?」(東京23区での3点回収相場17,000〜33,000円)
みく

この記事を書いた人

みく フリーランスWebライター

夫と二人暮らしのフリーランスWebライター(活動歴5年)。「電気代って高くない?」がきっかけで暮らしの固定費を調べるように。公式データと自分の家計でひとつずつ確認した結果だけを、忙しい人が最短で判断できるようまとめています。

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みく フリーランスWebライター

Webライター歴5年 / 夫と二人暮らし。暮らしの固定費と時短をテーマに、公式データを調べてわかりやすくまとめています。電気代・ガス代・食費・引越しなど、忙しい人が最短で判断できる記事を目指しています。

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