2027(令和9)年用の年賀はがきの当初発行枚数は5.6億枚。日本郵便はこれを「対前年比 約74.3%」と発表しています(2026年用の当初発行枚数は7.5億枚)。1年で4分の1が消えた計算です。年賀状をやめる人は、もう例外ではありません。
それでも「やめます」の一文が書けずに手が止まりました。調べてみると、出てくる文例はほとんどが「高齢になり筆を持つのがつらくなりました」という型で、30代・40代がそのまま写せるものではありません。
年賀状じまいは、最後の年賀状の空いた余白に「これまでのお礼」「今年で一区切り」「これからの連絡先」の3つを入れるだけで成立します。専用のはがきを別に出す必要はなく、相手との関係に合わせて言葉の硬さを変えるだけで足りました。
私は2026年用の年賀状、つまり2025年の暮れに出した12枚で年賀状じまいをしました。実際に使った文と、書き直してボツにした文を並べます。
年賀状じまいは最後の年賀状に3要素を入れるだけで成立する
年賀状じまいとは、今後の年賀状のやりとりを辞退することを相手に伝えるあいさつです。宣言のためだけに新しいはがきを買う必要はありません。最後に出す年賀状の、あいさつ文の下か添え書きの位置に1〜3文を足すのが基本形です。
文に入れる要素は3つだけです。この3つがそろっていれば、言葉づかいが多少たどたどしくても失礼にはなりません。逆に、どれかが欠けると相手に余計な心配をさせます。
| 入れる要素 | 役割 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| ①これまでのお礼 | 関係を否定していないと示す | 「長年のご挨拶をありがとうございました」 |
| ②今年で一区切りにする宣言 | 来年から届かない理由をはっきりさせる | 「本年をもって年賀状でのご挨拶は控えさせていただきます」 |
| ③これからの連絡手段 | 縁を切る意図がないと伝える | 「今後はメールやSNSでご連絡させてください」 |
特に抜けやすいのが③です。②だけを書くと、相手は「体調を崩したのだろうか」「何か怒らせたか」と考えます。実際に私が12枚を出したあと、「これからはLINEで」と具体的に書いた友人からは「了解」の一言で済みました。一方、連絡手段を書かずに「変わらぬお付き合いを」で締めた取引先1社からは、「今後のご連絡はメールで差し支えないでしょうか」と確認のメールが来ました。③を省くと、確認の手間を相手に渡すことになります。
逆に、書かなくていいものもあります。やめる理由を詳しく説明する必要はありません。「多忙のため」「経済的な事情で」といった説明は、相手に「自分への優先度が下がった」と読まれる余地を作ります。理由は書かず、「一区切り」という言い方だけで足ります。
2025年12月の最初の週、12枚の年賀状の宛名を書き終えたところで手が止まりました。裏面の余白はあと3行ぶんしかなく、そこに何を書くかで3日迷いました。最初に書いたのは「勝手ながら年賀状は本年限りとさせていただきます」の1行だけ。夫に見せたら「これ、怒ってる人の文章みたいだよ」と言われて、確かにお礼もこれからの話も入っていないと気づきました。最終的に「これまでのご挨拶ありがとうございました」を頭に、「今後はメールでご連絡させてください」を末尾に足した3行構成に落ち着きました。書くのに3日かけた割に、文字数は50字ほどです。
関係別に使える年賀状じまいの文例5つ
同じ内容でも、相手との距離で硬さを変えます。以下の5つはすべて3要素を満たしていて、最後の年賀状の余白にそのまま入る長さ(40〜100字程度)に収めました。句読点を打たないのが年賀状の慣習なので、読点は打たず改行で区切っています。

①親しい友人へ(口語寄り・やわらかく)
毎年の年賀状をありがとう
年始のあいさつは今年で一区切りにすることにしました
これからはLINEでいつでも連絡してね
友人には敬語で固める必要はありません。「一区切り」という言葉を使うと、やめる宣言が決意表明ではなく区切りの報告に見えます。連絡先がすでに通じている相手なら、③は「これからはLINEで」だけで足ります。
②前職の同僚・かつての上司へ(丁寧語・年齢に触れない)
在職中よりお心にかけていただきありがとうございました
年賀状でのご挨拶は本年をもちまして控えさせていただきます
今後はメールにてご連絡させていただければ幸いです
「在職中より」と入れておくと、お礼の対象が年賀状だけでなく仕事上の関係まで広がります。相手が年上でも、こちらが年齢を理由にしていないので違和感が出ません。
③仕事の取引先へ(敬語・社名や担当交代を想定)
旧年中は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます
誠に勝手ながら年始のご挨拶状は本年を最後とさせていただきます
今後はメールにてご連絡を申し上げます
本年も変わらぬお付き合いをいただけますようお願い申し上げます
取引先には「縁を切らない」が最重要です。「変わらぬお付き合いを」で締めると、取引の継続意思がそのまま伝わります。ただし③の連絡手段だけは省かないでください。メールアドレスが名刺や署名で通じていても、「今後はメールにて」の一文があるかどうかで相手の手間が変わります。私はこの一文を入れずに出した1社から、折り返しで確認のメールをもらいました。
④親族へ(年齢に触れず、顔を合わせる前提で)
いつも温かい年賀状をありがとうございます
年賀状でのご挨拶は本年で一区切りとさせてください
折を見てこちらからお電話いたします
親族は年賀状以外の接点があるので、③を「電話します」「顔を出します」と具体的な行動にしておくと、やめる宣言が関係の縮小に見えません。
⑤連絡手段を持っていない相手へ(住所だけは残す)
長年にわたるご挨拶を心より御礼申し上げます
年賀状でのご挨拶は本年かぎりとさせていただきます
転居などの折にはあらためてお知らせいたします
メールもSNSも通じていない相手にだけ使う文です。この場合の③は「連絡手段」ではなく「必要があればこちらから知らせる」という約束になります。差出人欄の住所は消さずに残しておきます。住所を書かずに出すと、相手が返信も転送もできません。
私の12枚の内訳は、大学時代の友人4人、前職の同僚3人、仕事の取引先5社でした。最初は全部同じ文で済ませようとして、取引先向けの「ご高配を賜り」を友人に送る文面になり、読み返してやめました。結局、友人4枚は文例1に近い口語、前職の同僚3枚は文例2、取引先5枚は文例3と、3種類に書き分けました。宛名を書く時間より、どの文を誰に当てるかを決める時間のほうが長く、12枚で合計2時間半かかっています。
2027年用の年賀状じまいは12月27日が分かれ目になる
年賀状じまいを最後の年賀状でやるなら、その1枚が元日に届くことが条件です。元日以外に届くと「出し忘れて慌てて出した」ように見えて、せっかくの区切りの一文が弱くなります。
2027(令和9)年用の年賀はがきは、日本郵便の発表で日程が変わりました。引受開始が従前の12月15日から12月20日(日)に、元日にお届けするための差出日目安が12月25日から12月27日(日)に繰り下がっています。遅出しの傾向に合わせた変更で、販売終了日も従前の1月10日頃から1月15日(金)まで延びました。
| 項目 | 2027年用の日程 | 従前 |
|---|---|---|
| 年賀はがき販売開始 | 2026年11月2日(月)9:00 | - |
| 郵便局ネットショップの注文受付 | 2026年10月26日(月)〜2027年1月13日(水) | - |
| 年賀特別郵便の引受開始 | 2026年12月20日(日) | 12月15日 |
| 元日に届けるための差出日目安 | 2026年12月27日(日) | 12月25日 |
| 年賀はがき販売終了 | 2027年1月15日(金) | 1月10日頃 |
実務上の注意が2つあります。1つは、12月20日より前にポストへ入れると通常郵便として扱われ、年内に配達されてしまうことです。年賀状じまいの文を書いた1枚が12月下旬に届くと、相手は「喪中の連絡か」と身構えます。もう1つは、12月27日が日曜であることです。日曜は通常の郵便窓口も貯金・保険窓口も休みで、開いているのはゆうゆう窓口のある郵便局だけです。ゆうゆう窓口は一部の大きな郵便局にしかないので、近所の郵便局に行けば出せるとは限りません。ポストは使えますが、その日の最終取集時刻までに入れる必要があります。
なお2027年1月3日は日曜ですが、日本郵便は年賀郵便物と普通扱いの郵便物の配達を行うと発表しています。元日に間に合わなかった場合でも、三が日のうちには届きます。
はがき代は通常はがきが1枚85円です。寄付金付絵入り年賀はがきは1枚につき5円が寄付金として上乗せされ、社会福祉や災害支援などの事業を行う団体の活動に充てられます。2026年用の販売では約1.1億円の寄付金が集まったと日本郵便が公表しています。年賀状じまいの最後の1枚を寄付金付にするのは、区切りの付け方としては悪くない選択です。
引越した年の2024年12月19日(木)の午後、JR沿線の駅前にある郵便局で年賀はがきを12枚買いました。85円×12枚で1,020円です。このときは住所変更のお知らせを兼ねていたので、やめる話は書いていません。投函は2024年12月22日(日)、散歩のついでに駅前のポストへ入れました。翌年の年賀状じまいのときは逆で、先に手帳の12月のページに「21日・投函」と書いてから文を考え始めました。文を考えてから出す日を決めると、だいたい間に合わなくなります。
引越しと年賀状が重なる年は、住所変更の手続きそのものが山になります。私が引越した年に何から手をつけたかは、住所変更の手続き一覧18項目|14日以内の期限と時短の回り方にまとめています。引越しの全体像から押さえたい場合は引越しが決まったらまずチェック|やることリスト全30項目を整理のほうが先です。
年賀状に間に合わなければ寒中見舞いに回す
12月27日を過ぎてから「やっぱり今年でやめよう」と決めた場合、無理に年賀状を出す必要はありません。年明けに寒中見舞いとして出すほうが自然です。寒中見舞いは季節のあいさつ状なので、年賀状じまいの報告を載せても形式が崩れません。

寒中見舞いを出す時期は、松の内が明けてから立春の前日までです。松の内は地域で異なり、関東を中心とした多くの地域では1月7日まで、関西では1月15日までとするのが一般的です。立春は国立天文台の暦要項で2027年は2月4日(木)と定められているため、2027年の寒中見舞いは1月8日(金)〜2月3日(水)が目安になります。関西の相手に出すなら1月16日以降にします。
寒中見舞いで年賀状じまいを伝えるときは、年賀状の文例から1か所だけ変えます。「本年をもって」ではなく「昨年をもって」です。年が明けているので、やめた時点がすでに過去になります。
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました
年賀状でのご挨拶は昨年をもって一区切りとさせていただきました
今後はメールにてご連絡させてください
本年もどうぞよろしくお願いいたします
使うはがきは、年賀はがきではなく通常はがき(85円)か私製はがきです。余った年賀はがきを寒中見舞いに流用すると、くじ番号と「年賀」の表示が入ったまま出すことになり、相手に違和感を与えます。日本郵便は寒中見舞いはがき印刷のカタログを2026年11月2日(月)から2027年1月15日(金)まで取り扱うと発表しているので、枚数が多いなら印刷を頼む手もあります。
2026年1月2日(金)、年賀状じまいを書いて出したはずの相手から年賀状が届きました。宛先を見て気づいたのですが、私が出した12枚に入れ忘れていた前職の同僚でした。年賀状で返すには松の内ぎりぎりで間に合わないと判断して、2026年1月19日(月)に通常はがき1枚85円で寒中見舞いを出しました。文は上の文例そのままで、「昨年をもって」の部分だけ書き足しています。数日後に「気を遣わせてごめん」と短いメールが来て、それで終わりました。1枚の出し忘れは、寒中見舞いで取り返せます。
30代が「高齢のため」と書けないときの言い換え
検索して出てくる年賀状じまいの文例は、高齢を理由にしたものが大半です。30代・40代がそれを写すと、理由が嘘になるか、嫌味に読まれます。私が書いて消した表現と、代わりに使った言葉を並べます。

- 「高齢のため筆を持つのがつらくなり」→ 使えない。年齢が合いません。代わりに理由を書かず「本年で一区切り」とだけ書きました。
- 「多忙のため」→ 消しました。相手は「自分への優先度が下がった」と読みます。忙しさは全員同じなので、言い訳として機能しません。
- 「ペーパーレスの時代ですので」→ 消しました。年賀状を出し続けている相手に対する説教になります。環境や時代を理由にすると、相手の選択を否定する形になります。
- 「今後は失礼させていただきます」→ 書き換えました。「失礼する」は辞去の意味なので、関係そのものを終える宣言に読めます。「年賀状でのご挨拶は控えさせていただきます」と、やめる対象を年賀状に限定しました。
- 「皆様へ」→「どなた様にも」に変えました。「皆様」だと受け取った本人が対象なのか曖昧です。「どなた様にも同じようにお伝えしています」と書くと、自分だけ切られたのではないと分かって角が立ちません。
もうひとつ、30代で年賀状じまいをするときに気が楽になる材料があります。日本郵便は2027年用のプレスリリースで「年賀状じまいを考えている方も、今年も大切なあの人へ想いを伝えてみませんか」と呼びかけ、郵便年賀.jpには「”年賀状じまいしません”デザイン」まで用意しています。日本郵便の立場はあくまで「やめずに続けてほしい」側です。それでも公式文書でわざわざ名指しするほど、年賀状じまいという言葉は広がっています。少数派の変わった行動ではないので、やめることを後ろめたく書く必要はありません。
文例を探し始めた2025年11月の終わり、検索結果の上から5つを開いて、全部が「高齢になり」「体力の衰えもあり」で始まっていたのを覚えています。当時の私は在宅のライターで、1日に8時間キーボードを叩いていました。筆を持つのがつらいとは到底書けません。そのとき夫に「理由って要るの」と聞かれて、確かに要らないと気づきました。やめる理由を書かずに出した12枚のうち、理由を聞いてきた人は1人もいませんでした。
年賀状じまいのあと、連絡が切れないようにしたこと
年賀状をやめると、1年に1回だけ住所と生存を確認できる仕組みが消えます。放っておくと、数年後に連絡が取れない相手が出てきます。やめた年にやっておくべき手当ては、次の3つです。

- 住所データを自分で持ち直す。年賀状をやめると届いた年賀状から住所を拾えなくなります。最後の年賀状を出す前に、宛名の住所をスプレッドシートかスマホの連絡先に移しておきます。はがきの束は処分すると二度と戻りません。
- 相手ごとの連絡手段を1つずつ決める。友人はLINE、前職の同僚はメール、取引先はメールと電話、と決めて連絡先に紐づけておきます。文例で「メールで」と書いたなら、そのメールアドレスが今も生きているかを出す前に確かめます。
- 自分が転居したときに知らせる相手を決めておく。年賀状じまいをすると、引越しを知らせる機会がなくなります。私は「転居のときだけ知らせる人」のリストを連絡先のグループ機能で作りました。
3つ目に関係しますが、引越しで旧住所に年賀状が来てしまう場合は、郵便局の転居・転送サービスで1年間は新住所に転送されます。転送の期限が切れたあとに出された年賀状は、差出人に戻ります。申請方法と期限の数え方は郵便局の転送届は登録3〜7営業日で開始|e転居アプリで5分申請に書きました。
2025年12月、年賀状じまいの12枚を投函した翌週に、受け取った年賀状の束を古紙に出しました。年が明けてから友人の1人が引越したと聞いて住所を確かめようとしたら、手元に何も残っていませんでした。結局LINEで聞き直して済みましたが、連絡先が通じていない相手だったら詰んでいました。いまは、年末に届いた分の住所を12月のうちにスマホの連絡先へ入れてから紙を処分する順番にしています。
年賀状じまいは、3行書けば終わる
年賀状じまいは、専用のはがきも、長い説明も、理由も要りません。最後の1枚の余白に3要素を50字入れるだけで、相手との関係を保ったまま習慣を終われます。
| 決めること | 結論 | そう決めた理由 |
|---|---|---|
| どこに書くか | 最後に出す年賀状の余白 | 専用のはがきを別に出すと、かえって大ごとになる |
| 何を書くか | ①お礼 ②本年で一区切り ③これからの連絡手段 | ③を省いた1社から折り返しの確認メールが来た |
| 書かないこと | やめる理由と「今後は失礼します」 | 理由を聞いてきた相手は1人もいなかった |
| いつ出すか | 12月20日(日)以降に差出、元日着は12月27日(日)まで | 2027年用から引受開始と差出目安が繰り下がった |
| 間に合わないとき | 寒中見舞い(2027年は1月8日〜2月3日、関西は1月16日以降) | 松の内明けから立春の前日までが期間 |
| 使うはがき | 年賀状は年賀はがき、寒中見舞いは通常はがき85円 | 年賀はがきを流用するとくじ番号が残る |
| やめた年の手当て | 住所をデータ化、連絡手段を確定、転居連絡リストを作る | 紙を捨てて住所が分からなくなり焦った |
年賀状じまいをして最初の正月、2026年の元日に届いた年賀状は3枚でした。前の年の元日は、届いた分の返信を松の内のうちに書かなければと気が急いていたので、机の上が静かなのが不思議な感じでした。代わりに元日の午前中にLINEの年始あいさつが5件来て、返信は全部で10分ほどで終わっています。宛名書きと文面づくりの2時間半と、はがき代1,020円が丸ごと空くのは、この年末が初めてです。やめてみて意外だったのは、年賀状が来なくなって寂しいと言ってきた相手が1人もいなかったことでした。寂しさの正体は年賀状ではなく、連絡していないこと自体だったのだと思います。
次のアクションは1つだけです。年賀はがきを買う前に、宛名リストを開いて「最後に出す人」と「もう出さない人」を分けてください。私の場合、分けた結果が12枚でした。この12人に文を書き分けるのが年賀状じまいの本体で、はがきを買うのはそのあとです。2027年用の販売は2026年11月2日(月)9時から、郵便局のネットショップは10月26日(月)から受け付けが始まります。
年末のタスクを全体で減らしたい場合は、年賀状1つだけ切っても体感はあまり変わりません。何を自分でやり、何を外に出すかを決めるほうが効きます。考え方は共働きの家事分担は7割が偏っている|3ステップで不満を解消する方法に書きました。
よくある質問
Q. 年賀状じまいは何歳からしていいものですか。
年齢の決まりはありません。高齢を理由にした文例が多いために年配者のものと思われがちですが、日本郵便は2027(令和9)年用年賀はがきのプレスリリースで「年賀状じまいを考えている方」に名指しで呼びかけ、郵便年賀.jpに「”年賀状じまいしません”デザイン」まで用意しています。日本郵便の立場は「やめずに続けてほしい」側ですが、公式文書で言及されるほど言葉自体は広がっています。30代・40代で出す場合は理由を書かず、「本年で一区切り」とだけ伝えるのが無難です。
Q. 年賀状じまいを伝えたのに年賀状が届いたら、返事は必要ですか。
松の内(関東は1月7日まで、関西は1月15日まで)に間に合うなら年賀状で返し、過ぎてしまったら寒中見舞いで返します。2027年の寒中見舞いは1月8日(金)から立春前日の2月3日(水)までが目安です。このとき使うのは年賀はがきではなく通常はがき(85円)か私製はがきで、文面は「年賀状でのご挨拶は昨年をもって一区切りとさせていただきました」と過去形に直します。
Q. 年賀状じまいは寒中見舞いだけで伝えてもいいですか。
問題ありません。年賀状を出さずに、年明けの寒中見舞い1枚で「昨年をもって一区切りにした」と伝える形でも成立します。むしろ12月27日の差出目安を過ぎてから決めた場合は、慌てて年賀状を出すより寒中見舞いに回すほうが文面は自然です。ただし寒中見舞いは松の内明けからなので、年が明けてから相手の手元に届くまで1週間ほど間が空きます。
Q. 年賀状じまいの文に、やめる理由は書かないほうがいいのですか。
書かないほうが安全です。「多忙のため」は相手に優先度が下がったと受け取られやすく、「ペーパーレスのため」は年賀状を続けている相手の選択を否定する形になります。年齢が合わないのに「高齢のため」と書くのも不自然です。理由を省いて「本年で一区切り」とし、代わりに「これからの連絡手段」を具体的に書くほうが、相手の不安は小さくなります。
Q. 2027年用の年賀状はいつまでに出せば元日に届きますか。
日本郵便の発表では、元日にお届けするための差出日目安は2026年12月27日(日)です。従前の12月25日から繰り下がりました。引受開始も12月15日から12月20日(日)に変わっているため、12月20日より前にポストに入れると通常郵便として年内に配達されてしまいます。なお2027年1月3日は日曜ですが、年賀郵便物と普通扱いの郵便物の配達は行われます。
出典
- 日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要 ~今年も出しとこ、年賀状。~」(2026年8月31日)
https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/pressrelease/282881137.html - 日本郵便「第二種郵便物 はがき(国内の料金表)」
https://www.post.japanpost.jp/send/domestic/charge/list/one_two.html - 国立天文台暦計算室「令和9年(2027)暦要項 二十四節気および雑節」
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2027/rekiyou272.html