ウタマロクリーナーは薄めずに使う|使い方と使えない7つのもの

ウタマロクリーナーは薄めずに使う|使い方と使えない7つのもの

400mlのボトル1本が、2年2か月もちました。床も浴室も窓もトイレも換気扇も、この1本で回してきた結果です。1か所に使う量が2〜3プッシュで足りることが大きいのですが、それ以上に効いたのは、メーカーが案内している手順がとても短いことでした。

ウタマロクリーナーの公式サイトが示している使い方は、4コマだけです。汚れた部分に直接スプレーする。しつこい汚れの場合は5分ほどおいてから。布などで拭き取るだけで、2度拭きはいらない。そして壁面は、スプレーした上からティッシュなどを貼り付けることで時間をおける。水で薄めるという指示は、製品ページにもQ&Aにも出てきません。

問題は、この「5分」を場所を選ばずに当ててしまうことです。私は2025年6月、浴室の床に吹いて5分放置し、洗剤が先に乾いて白い筋を作りました。公式の5分はしつこい汚れと、ティッシュで押さえられる壁面の話で、乾きやすい面にそのまま適用する手順ではありません。

以下では、公式情報を軸に、置き時間をどこに当てるか、キッチン・お風呂・窓・床で何を変えるか、公式が名指しで外している7項目、中性で落ちなかったときにどこへ切り替えるかを順に整理します。建材・設備メーカー側の案内(DAIKEN、LIXIL、パナソニック)と突き合わせると、「薄めない洗剤」を「薄めて使え」と書いている床材メーカーの指示とどう折り合いをつけるか、という現実的な問題も出てきます。

ウタマロクリーナーの基本手順|薄めず、直接スプレーして布で拭き取る

まず、メーカーである株式会社東邦が公式サイトに出している内容をそのまま確認します。ウタマロクリーナーは住宅用のマルチクリーナーで、公式の説明は「ガンコな油汚れ、水アカなどをスッキリ落とす」です。

ウタマロクリーナーの公式手順。汚れた部分に直接スプレーし、しつこい汚れの場合は5分ほどおいてから、布などで拭き取る。2度拭きはいらず、壁面はティッシュを貼り付けて時間をおける

公式が示している手順は、次の4つです。

  1. 油汚れ、水アカなどで汚れた部分に直接スプレーします。薄めません。製品ページにもQ&Aにも、水で希釈する指示は出てきません。しっかりとした泡で出るタイプなので、垂直な面でも流れ落ちにくくなっています。
  2. しつこい汚れの場合は5分ほどおきます。軽い汚れなら待つ必要はありません。置き時間は、落ちにくいときだけ足すオプションという扱いです。
  3. 布などで拭き取ります。公式は「2度拭きはいりません」と明記しています。乾いた布でも、水で濡らして固く絞った布でもかまいません。
  4. 壁面は、スプレーの上からティッシュなどを貼り付けて時間をおきます。垂れてしまう面でも、紙で押さえれば液を留めておけるという考え方です。

製品そのもののスペックも、公式の記載を押さえておきます。

  • 液性……中性。公式Q&Aは「手肌にやさしく、様々な場所に気軽にお使いいただけます」と説明しています。
  • 成分……界面活性剤(5% アルキルベタイン)、水軟化剤、安定化剤。
  • 内容量……本体400ml、つめかえ350ml。
  • 香り……さわやかなグリーンハーブの香り。
  • 使えるもの……換気扇、キッチン・レンジまわり、お風呂、トイレ、窓ガラス・アルミサッシ、その他水拭きできる壁紙・家具・床・プラスチック製品。
  • マスク・手袋……公式Q&Aは「マスクも手袋も必要ありません」として、素手でも使えるとしています。ただし肌の敏感な人には手袋をすすめています。

この洗剤の性格は、中性という液性でほぼ決まります。アルカリ性なら油に強い代わりにワックスや塗装を溶かすリスクがあり、酸性なら水アカに強い代わりに金属を傷めます。中性は両方の角が落ちている代わりに、使える面が圧倒的に広いのです。だから「1本で家中」が成立します。

みくの体験|キャップに希釈の目安を探した1本目
私がウタマロクリーナーを初めて買ったのは2024年4月、まだ港区の1LDKに住んでいたときです。ドラッグストアで400円ほどでした。それまでは食器用の中性洗剤をバケツのぬるま湯に数滴落として床を拭いていたので、「薄めない」が最初どうしても信じられず、キャップの裏に希釈の目安が書いていないか本気で探しました。書いていないのが正解でした。薄めない代わりに、1か所に使う量は2〜3プッシュで足ります。掃除のたびにバケツを出す回数が減って、取りかかるまでの時間が明らかに短くなりました。

公式の「5分」は、しつこい汚れと壁面の話

ウタマロクリーナーの使い方でいちばん迷うのが、スプレーしてから何分待つかです。ネット上では「10秒置く」「数分置く」「キッチンペーパーをかぶせて5〜15分」と情報がばらついていますが、出発点は公式の2コマ目と4コマ目にあります。しつこい汚れなら5分ほど、壁面ならティッシュなどを貼り付けて時間をおく。「ウタマロパック」と呼ばれる貼り付け方式は、公式が壁面について案内している方法そのものです。

ウタマロクリーナーの置き時間の当て方。軽い汚れは吹いてすぐ拭く、しつこい汚れは公式どおり5分、垂れる壁面はティッシュを貼って押さえる、乾きやすい面は放置しない

ここで分かれ目になるのが、置いているあいだに洗剤が乾くかどうかです。ティッシュやキッチンペーパーで押さえれば、5分おいても液は紙の中に留まります。ところが浴室の床やフローリングのように面が広くて乾きやすい場所に、押さえずそのまま5分置くと、水分だけが飛んで洗剤が面に残ります。これが白い筋や、拭いたあとのベタつきの正体です。

設備メーカー側の案内も、同じところを見ています。LIXILは浴室の鏡について「浴室用中性洗剤をかけて2~3分おく」「スポンジで洗う」「シャワーで洗い流す」「やわらかい布で水を拭き取る」という手順を公開し、別のページで「洗剤が残ると変色やシミ、割れの原因となります」「濃縮タイプの洗剤は、原液のまま使わないでください」と注意しています。置いた時間そのものより、最後に残さないことを問題にしているわけです。

置き時間のルールは「5分おくなら、乾かさない工夫とセットで」。軽い汚れは吹いてすぐ拭く。しつこい汚れは公式どおり5分おく。ただし垂直な面や乾きやすい面では、ティッシュやキッチンペーパーで押さえてから時間をおきます。押さえずに放置して乾かすと、落とす手間がかえって増えます。

みくの体験|浴室の床で、押さえずに5分置いて白い筋を作った
2025年6月の梅雨どき、浴室の床のザラつきがどうしても取れず、「5分」だけを覚えていてそのまま放置しました。換気扇を回していたせいもあって、戻ったときには水分が先に飛び、床に白い筋が何本も浮いていたのです。結局シャワーで全体を流し、スクイージーで水を切って、拭き取りが1往復増えました。いまは浴室の壁の高い位置だけキッチンペーパーを貼って5分おき、床は吹いてすぐスポンジを当てて流し切ります。所要時間は10分から6分に減りました。

場所別の使い方|床だけは「雑巾に吹いて固く絞る」に変える

公式が使えるものとして挙げているのは、換気扇、キッチン・レンジまわり、お風呂、トイレ、窓ガラス・アルミサッシ、その他水拭きできる壁紙・家具・床・プラスチック製品です。同じ洗剤でも、場所によって変えるのは「どこに吹くか」と「どう時間をおくか」の2点だけになります。

場所 どこに吹くか 置き方 注意点
換気扇・レンジフード 外した部品に直接 ペーパーをかぶせて5分 取り外せる部品だけにする。内部の配線側には吹かない
コンロまわり・壁 汚れに直接 壁面はティッシュを貼って5分 五徳の炭化した焦げは中性では浮かない
お風呂(壁・床・浴槽) 汚れに直接 床は置かずにすぐこする 洗剤を残さずシャワーで流し切る。鏡は2〜3分
トイレ(床・便座・ドアノブ) 布に2〜3プッシュ 置かずに拭く 便器内の尿石・黄ばみは酸性洗剤の担当
窓ガラス・アルミサッシ ガラスに直接 置かずに拭く 曇りが気になるときだけ水拭きを足す
フローリング 雑巾に吹く 置かずに拭く 床材メーカーは中性洗剤を薄めて固絞りを案内
壁紙 布に吹く 汚れが固ければティッシュで5分 ビニールクロスのみ。紙・布クロスは水拭き不可

表のなかで1行だけ扱いが違うのが、フローリングです。DAIKENはフローリングのお手入れとして、カラ拭きでゴミやホコリを取り除いたあと、固く絞った雑巾で拭き取るか、住宅用洗剤(中性)や中性の床クリーナーを薄めて雑巾に含ませ、固くしぼってから汚れを拭き取る、と案内しています。ウタマロクリーナーは薄めない洗剤なので、ここで指示が正面からぶつかります。

折り合いのつけ方は単純です。床に直接吹くのをやめて、雑巾に吹きます。雑巾に2〜3プッシュして全体にのばし、固く絞ってから拭けば、床面に乗る洗剤の量は薄めたときに近づきます。仕上げに水拭きと乾拭きを足せば、洗剤残りの心配もありません。ワックスを塗った床でも、中性なら溶かすリスクは低いままです。

フローリングの黒ずみは皮脂9割|中性洗剤と3ステップ掃除法

逆に、キッチンの五徳のようにこびりついて炭化した焦げは、中性では歯が立ちません。ここだけはアルカリ性の出番で、重曹を使った五徳の掃除手順に切り替えたほうが早く終わります。

みくの体験|床は直吹きをやめて、雑巾に3プッシュに変えた
2024年11月19日に東京西部の1LDK(44㎡・築3年)へ引っ越した直後、まず窓ガラスとアルミサッシをウタマロクリーナーで拭きました。前の住人の油か何かでガラスの下半分が薄く曇っていたのが1回で取れたので、気を良くして床にも同じ勢いで直接吹いていたのが失敗のもとです。ところが2025年3月、ダイニングの下だけ拭いたあとに歩くとペタつく日が続き、床材メーカーの案内を読み直して直吹きをやめました。いまは雑巾に3プッシュして固く絞り、土曜の朝にコーヒーを淹れる前の5分で一気に拭いています。ペタつきは出ていません。

公式が外しているのは7項目|天然石・うるし・銀・自動車・液晶・革・水拭き不可

ウタマロクリーナーの公式サイトには、使えないものが明記されています。数えると7項目です。「家中どこでも使える」という評判の例外がここに集まっているので、買ったらまず裏ラベルで確認しておく価値があります。

使えないもの(公式表記) 具体例 代わりにどうするか
水拭きできない家具・床・壁紙など 無塗装の白木、紙・布の壁紙、畳 乾いたブラシや掃除機でホコリを取るだけにする
天然の石材 玄関や洗面カウンターの大理石・御影石 石材用のクリーナー。水染みを残さないよう乾拭きで仕上げる
うるし等の塗り製品 漆器のお椀、重箱、塗りのお盆 ぬるま湯と柔らかいスポンジで洗い、すぐ水気を拭く
銀製品 カトラリー、アクセサリー 銀磨き用のクロスや専用剤
自動車 ボディ、ホイール、車内の内装 カーシャンプーなど自動車用の製品
液晶・プラズマディスプレイの表面 テレビ、PCモニター、タブレット 乾いた柔らかい布のみ。ウタマロクリーナーは使わない
革製品 ソファ、革靴、バッグ、財布 革用のクリーナーとクリーム

なお公式の表記は「水拭きできない家具・床・壁紙など、…革製品など」と、前後が「など」で締められています。名指しされているのはこの7項目ですが、これで全部という意味ではありません。判断に迷う素材があれば、目立たない場所で試すか、その素材のメーカーの案内を先に確認してください。

このなかでやりがちなのが、画面です。パナソニックはテレビ画面のお手入れとして、化学薬品が使われていない柔らかい布で拭くこと、汚れがひどいときはホコリをはらってから水で100倍程度に薄めた中性洗剤に浸した布を固く絞って軽く拭き、乾いた布で仕上げることを案内しています。あわせて、化学ぞうきんや、成分表示に界面活性剤・流動パラフィンとあるクリーニングクロス、ウェットタイプは使わないよう注意しています。この100倍希釈は別の中性洗剤の話で、使えないものに名指しされているウタマロクリーナーを薄めて画面に使っていい、という意味ではありません。界面活性剤5%の原液を画面に吹くのは、桁が2つ違う行為です。

天然石とうるしは、素材が水分と洗剤成分を抱え込みやすいグループです。表面が変色したりツヤが落ちたりしても元に戻せないので、公式が外しているものは試さないのがいちばん安く済みます。

みくの体験|革靴に向けたスプレーと、洗面ボウルの素材確認
2025年1月の雨の日、玄関で夫の革靴に跳ねた泥を落とそうとして、手に持っていたのがウタマロクリーナーでした。吹く前にボトルを裏返したら「革製品」と書いてあって、そのまま棚に戻しました。あのとき吹いていたら、通勤用の1足を自分でだめにしていたと思います。もう1つ、2025年3月に洗面ボウルの水アカを落とす前は、2024年11月19日の入居日に管理会社からもらった「住まいのしおり」を開いて、洗面カウンターの素材が人工大理石だと確認してから使いました。人工大理石は樹脂なので中性洗剤で問題ありませんが、天然石だったら公式の除外リストに入ります。仕事用のモニターは、乾いたメガネ拭きだけで触っています。

中性で落ちなかったときは、pHを動かして切り替える

公式どおり5分おいても落ちない汚れに当たったとき、さらに時間を延ばしても答えは出ません。中性で落ちないのは、汚れが中性の得意分野から外れているサインなので、酸かアルカリのどちらかへ動かします。

汚れの性質に応じた洗剤の切り替え。油汚れや皮脂はアルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダ、水アカや石けんカス、尿石は酸性のクエン酸へ動かす

  • 油・皮脂・手垢が残るなら、アルカリ側へ。重曹は水に溶かすとpHが約8.4、セスキ炭酸ソーダは約9.8です。中性で浮かなかった固い油膜も、セスキ水をスプレーして数分おくと緩みます。ただしワックスを塗った床や白木には使えません。
  • 白い水アカ・石けんカス・鏡のウロコなら、酸性側へ。クエン酸水が担当します。浴室の鏡や蛇口のカルキ跡は、中性洗剤では量を増やしても落ちません。
  • 便器内の黄ばみ・尿石は、トイレ用の酸性洗剤へ。ウタマロクリーナーの担当はトイレの床・便座・ドアノブまでで、便器の内側は別の洗剤の仕事になります。
  • 炭化した焦げは、こすり落とす側へ。重曹の粒を使うか、浸け置きで層を剥がします。洗剤の種類より物理の問題です。

どちらに動かすかは、汚れの色と手触りで決められます。茶色くベタつくなら油でアルカリ側、白くザラつくなら水アカで酸性側。この2軸だけ覚えておけば、洗剤をむやみに買い足さずに済みます。なお切り替えるときは、前の洗剤を水で流してから次に移ってください。ウタマロクリーナーは中性で「まぜるな危険」の表示こそありませんが、面に液が残ったまま重ねると、どちらの効果も中途半端になります。

重曹とクエン酸の使い分けは2軸で完結|汚れ別の早見表と注意点

セスキ炭酸ソーダは重曹より水に溶けやすく、スプレーで使うぶんには扱いやすい粉です。使える場所と使えない場所の線引きは、セスキ炭酸ソーダの使い方の記事に整理しています。

みくの体験|換気扇フィルターはセスキに替えて落ちた
2025年8月、キッチンの換気扇フィルターを半年ぶりに外したら、油がゼリー状に固まっていました。ウタマロクリーナーを吹いてキッチンペーパーをかぶせ、公式どおり5分おく工程を2回繰り返しても、指でなぞると筋が残る状態です。そこでシンクにお湯を張ってセスキ炭酸ソーダを溶かし、20分浸けたら、ブラシを当てる前に表面の油が浮いてきました。中性で2回粘るより、最初から相手の性質を見てアルカリに替えたほうが早かったという話です。ウタマロクリーナーは、フィルターを外した後のレンジフード本体の拭き取りに使っています。

ウタマロは4製品ある|クリーナーで洗濯も食器洗いもしない

検索で混ざりやすいのが、ウタマロという名前のついた製品が4つあることです。用途がはっきり分かれているので、1回だけ整理しておけば買い間違いがなくなります。

ウタマロ4製品の違い。石けんは洗濯の部分洗い、リキッドはおしゃれ着の部分洗い、クリーナーは住宅用のマルチクリーナー、キッチンは食器洗い用

  • ウタマロ石けん……泥汚れやエリ・ソデ汚れといった、生活のガンコな汚れを落とす洗濯石けん。固形で、こすりつけて部分洗いに使います。
  • ウタマロリキッド……色柄物やおしゃれ着など、大切な衣類についたガンコな汚れ向けの液体タイプ。固形石けんが使いにくい素材を受け持ちます。
  • ウタマロクリーナー……この記事の主役。住宅用のマルチクリーナーで、油汚れと水アカが担当範囲です。衣類には使いません。
  • ウタマロキッチン……食器洗い用の洗剤。食器を洗うのはこちらで、クリーナーではありません。

クリーナーは住宅用です。公式が挙げている使えるものに食器は入っていないので、食器やお弁当箱を洗うならウタマロキッチン、衣類の部分洗いなら石けんかリキッド、と分けてください。逆に、コンロまわりや換気扇など「食品を扱う場所」の掃除はクリーナーの範囲に入ります。

みくの体験|夫の「ウタマロで茶渋落ちる?」
2025年9月の夜、マグカップを持った夫がキッチンから「ウタマロで茶渋落ちる?」と聞いてきました。棚にあるのはクリーナーで、そのときウタマロキッチンは置いていません。食器用ではないと伝えて、その場は食器用洗剤と重曹で落としました。名前が同じだと、家族は使い分けを知らないまま手に取ります。それ以来、クリーナーのボトルには「おそうじ用」とマスキングテープを貼っています。100円ショップのテープ1枚で済む話でした。

本体400mlは2年2か月もった|つめかえ350mlとボトルの運用

価格はオープン価格で、ドラッグストアの店頭では400円前後が目安です。参考までに、価格.comの登録価格を2026年10月10日に確認した時点では、本体400mlの最安が370円、1mlあたり約1円でした。

ウタマロクリーナーの運用。本体400mlを使い切ったらつめかえ350mlを買って同じボトルに注ぐ。1か所2〜3プッシュで足りるため消費はゆっくり進む

減りの速さは、使い方で大きく変わります。1か所に2〜3プッシュで足りる洗剤なので、床・風呂・キッチン・窓を日替わりで回しているくらいなら、400mlはなかなか空きません。逆に、広い面に吹いて乾かしてから拭くやり方をしていると、同じ面を2回吹くことになって倍の速さで減ります。

ボトルの運用で決めておくと楽なのは、置き場所です。キッチン・洗面所・浴室にそれぞれ1本ずつ買うのではなく、本体1本を掃除のときだけ持ち歩くほうが、残量を管理しやすく、詰め替えのタイミングも分かりやすくなります。空になったらつめかえ350mlを買って、本体ボトルに注ぎ足すだけです。

みくの体験|1本目は2年2か月もった
2024年4月に買った本体400mlが空になったのは、2026年6月でした。2年2か月です。その間に港区から東京西部へ引っ越して、床・浴室・窓・換気扇・トイレの床と、掃除のたびに使っていたので、自分でも遅すぎて驚きました。空になった週につめかえ350mlを買って、同じボトルに注いでいます。2026年10月の時点でまだ半分以上残っている状態です。洗剤の本数を増やさず、1本を家中に回す使い方だと、年間のコストは数百円で収まります。

まとめ|ウタマロクリーナーは「水拭きできる場所」の中性洗剤

ウタマロクリーナーは、説明がとても短い洗剤です。短いからこそ、「5分」という数字だけが一人歩きして、置けば置くほど落ちると誤解されます。私も2025年6月に浴室の床でそれをやって、白い筋を作りました。2年半使って残ったのは、公式の4コマをどこに当てるかまで含めて読むと失敗しない、という感覚です。要点をもう一度並べます。

項目 結論
薄めるか 薄めない。公式に希釈の指示はない
置き時間 軽い汚れは置かない。しつこい汚れは公式どおり5分
5分おくとき 壁面や乾きやすい面はティッシュ・キッチンペーパーで押さえる
2度拭き 公式は不要。窓・鏡で曇りが気になるときだけ足す
1か所の使用量 2〜3プッシュ。吹く量を増やすより押さえて時間をおく
床の拭き方 床に直接ではなく雑巾に吹いて固く絞る(床材メーカーの案内に寄せる)
お風呂 床は置かずにこすり、シャワーで流し切る。鏡は2〜3分
使えないもの 水拭き不可のもの・天然石・うるし・銀・自動車・液晶画面・革の7項目
落ちないとき 油はアルカリ(重曹・セスキ)、水アカは酸(クエン酸)へ切り替える
内容量と価格 本体400ml/つめかえ350ml。店頭で400円前後

今日いちばん先にやってほしいのは、ボトルを裏返して使えないものの7項目を読むことです。自宅の玄関の石材や、革のソファ、仕事用のモニターが入っていないか確かめてください。次の掃除では、床は直接吹かずに雑巾へ3プッシュ、浴室の床は吹いたらすぐスポンジを当てて流し切る。5分おくのは、ティッシュで押さえられる壁面と換気扇の部品だけに絞ります。この3つを変えるだけで、拭き取りの往復が減って時間が短くなります。それでも落ちない汚れに当たったら、増やすのは放置時間ではなく、酸かアルカリという選択肢のほうです。

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よくある質問

Q. ウタマロクリーナーは水で薄めて使えますか?
A. 薄める必要はありません。公式サイトの製品ページとQ&Aには、水で希釈して使う指示が出てこず、案内されているのは汚れた部分に直接スプレーするという手順です。しっかりとした泡で出るタイプなので、原液のまま垂直な面にも乗ります。例外は、公式が使えないものに挙げている液晶・プラズマディスプレイの表面です。パナソニックはテレビ画面について、汚れがひどいときは水で100倍程度に薄めた中性洗剤を固く絞った布で拭くよう案内していますが、これは別の中性洗剤の話で、ウタマロクリーナーは薄めても画面には使いません。

Q. スプレーしてから何分くらい置いてから拭けばいいですか?
A. 公式が示しているのは「しつこい汚れの場合は5分ほどおいてから」です。軽い汚れなら置かずにそのまま拭き取ってかまいません。注意したいのは、置いているあいだに洗剤を乾かさないことです。公式は壁面について「スプレーした上からティッシュなどを貼り付けることで時間をおくことができます」と案内しており、垂れる面・乾きやすい面は紙で押さえるのが前提になっています。浴室の床やフローリングに押さえずそのまま5分置くと、水分が先に飛んで洗剤が残り、白い筋やベタつきの原因になります。浴室の鏡については、LIXILが浴室用中性洗剤をかけて2~3分おき、スポンジで洗ってシャワーで流し、やわらかい布で水を拭き取る手順を公開しています。

Q. フローリングに直接スプレーしても大丈夫ですか?
A. 床に直接ではなく、雑巾に吹くほうをおすすめします。ウタマロクリーナーは水拭きできる床に使えると公式が案内していますが、床材メーカーの指示とは少しずれます。DAIKENはフローリングのお手入れとして、カラ拭きでゴミやホコリを取り除いたあと、固く絞った雑巾で拭き取るか、住宅用洗剤(中性)や中性の床クリーナーを薄めて雑巾に含ませ、固くしぼってから汚れを拭き取るよう案内しています。雑巾に2〜3プッシュして全体にのばし、固く絞ってから木目に沿って拭けば、床面に乗る洗剤の量を抑えられます。無塗装の白木や畳のように水拭きできない床は、公式の使えないものに含まれます。

Q. ウタマロクリーナーとウタマロ石けん・ウタマロキッチンは何が違いますか?
A. 用途がまったく別です。公式のラインナップは4つで、ウタマロ石けんは泥汚れやエリ・ソデ汚れを落とす洗濯石けん、ウタマロリキッドは色柄物やおしゃれ着など大切な衣類の部分洗い用、ウタマロクリーナーは油汚れや水アカを落とす住宅用のマルチクリーナー、ウタマロキッチンは食器洗い用の洗剤です。クリーナーで食器や衣類を洗うことは想定されていません。名前が似ているので、家族が取り違えないようボトルに用途を書いておくと確実です。

Q. 拭いたあとに床や鏡がベタつきます。原因は何ですか?
A. ほとんどが洗剤の残りです。公式は2度拭きを不要としていますが、これは適量を使って乾く前に拭き取った場合の話で、量が多かったり、押さえずに放置して乾かしたりすると面に成分が残ります。LIXILは浴室について「洗剤が残ると変色やシミ、割れの原因となります」と注意し、濃縮タイプを原液のまま使わないようにも呼びかけています。対処は3つです。1か所の量を2〜3プッシュに戻す、床は直接吹かずに雑巾へ吹いて固く絞る、気になる面は水拭きと乾拭きで仕上げる。これでベタつきは出なくなります。

みく

この記事を書いた人

みく フリーランスWebライター

夫と二人暮らしのフリーランスWebライター(活動歴5年)。「電気代って高くない?」がきっかけで暮らしの固定費を調べるように。公式データと自分の家計でひとつずつ確認した結果だけを、忙しい人が最短で判断できるようまとめています。

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みく フリーランスWebライター

Webライター歴5年 / 夫と二人暮らし。暮らしの固定費と時短をテーマに、公式データを調べてわかりやすくまとめています。電気代・ガス代・食費・引越しなど、忙しい人が最短で判断できる記事を目指しています。

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